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俺はフレンドリーとは名ばかりの……本当は臆病者で情けないやつ。だから“あの時”だってひびやんを傷つけた。その罪滅ぼしとして少しでも彼の役に立ちたかった。 かわしーとなら、ひびやんは幸せになれる。あんなに一途に人を想える彼となら、きっと……。俺は使い物にもならないけど、困った時にすぐにかけつけるくらいならできるから。 あのな、ひびやん。それを恋って言うんだよ。けど、俺は敢えて黙っていた。その気持ちにはひびやん自身で気づいて欲しいから。俺が決めつけるのは違うと思ったんだ。 「それはとても幸せなことだよ、ひびやん」 今は言えない。でも答えはすぐそこにあるんだ。2人が幸せになれますように。そう願って俺はめいっぱいに笑った。 ***文哉 side 終***

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