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認めたくないこと19

 あの夜のことは、よく覚えてない。  というより、なんつうんだ。  朝の衝撃が強かったから。  俺は思い出したくもなかったのかもしれない。  だから封印した?  過去の俺の考えなんてもう……  ああ。  あの日の朝が区切りだったんだ。  俺たちにとって。  良い区切りとは……冗談でも言えねえけど。  あの朝俺は物音で目が覚めたんだ。  まだ、薄暗い時間だった。

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