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第15話 【佐々木視点】抜きっこしない?

「え、先っぽのカリのところ擦られ……何言わせるんだよ!」 なるほど、カリのとこが弱いんだな。宮下は想像を超える質問がくると、つい答えちゃう事が多い。油断しているところを狙って、色々と引き出してしまいたいところだ。 「ヤべ、お前が変なこと言うから……オレちょっとトイレ借りるわ」 股間を押さえたまま立ち宮下が立ち上がる。俺は焦ってしまって、宮下の腕を思いっきり後ろに引っ張った。 「うわっ!!??」 バランスを崩した宮下が俺の方に倒れ込んでくる。 オレは咄嗟に、宮下の体を出来るだけ柔らかく受け止めた。思ったほど痛くない。きっとクッションが衝撃を吸収してくれたんだろう。大きくて柔らかいクッションの存在をこんなにありがたく思ったことはない。 「痛ってぇなぁ。何すんだよ、危ねぇだろ」 「ごめん、でも」 このチャンスを逃すわけにはいかなかった。スッキリして帰ってきたら、宮下を体から堕とすのは格段に難しくなってしまうだろう。 「わかる? 俺も、勃った」 「うわっ」 体を動かし、俺の上に座っている宮下のお尻に勃起したサオをごりっと当てたら、宮下の体がビクッと跳ねる。振り返った宮下は、信じられないって顔で俺を見た。 「マジで……? 嘘だろ」 「ホントだよ。ちょっともう痛いくらい勃ってる」 「信じらんねぇ、性欲なんてありませんって顔してるくせに」 呆然とした顔でまだそんなことを言っている。 「あるに決まってるよ。今なんてもう抑えられないくらい」 「うあっ!? ちょ、動くなって」 体勢を変えて宮下を抱き込むみたいに動いたら、俺の張り詰めたモノがグッと奥に入り込む。柔らかい感触に思わずため息が漏れた。 逆に宮下の体は、緊張したように一気に強ばる。 「ヤバ、タマに当たってる……っ」 ああ、この暖かくて柔らかい膨らみは、宮下の……。 宮下の大切な部分に触れていると思うと余計に俺のペニスに血が集まる。結果、俺のペニスはさらに宮下の柔らかい睾丸を突き上げることになった。 くぐもった声を出して、逃れようとしたのか宮下が身じろぐ。 俺は左腕を宮下の腹に回してしっかりと抱き込む。右手は宮下のズボンの中に突っ込んで、すっかり熱くなって勃ちあがっているペニスをしっかりと握り込んだ。 「ひえっ……な、何す……」 「宮下のも、すごい勃ってる。ねぇ、興奮してるの?」 「ば、ばか! 触るなって! シャレにならねぇから!」 もちろんシャレにするつもりなんて毛頭ない。俺の手でとことん気持ち良くなってもらって、射精まで責任持って導く覚悟だ。手始めに、サオを握り込んだまま人差し指でそろりと亀頭を撫でてやる。 「うあっ!?」 宮下の体が面白いくらいに跳ねた。 「やっぱり人から触られるのって気持ちいいの?」 「……っ」 宮下が息を詰めて快感に耐えているのが感じられて嬉しくなった俺は、さっき自己申告があったばかりのカリの部分を親指で強く擦ってやった。耳元に唇を近づけて、息がかかる距離で囁く。 「ねぇ、宮下。抜きっこしない? AV鑑賞会ではそういう事、するんだろ?」 「ば、バカ! しねーよそんな事! あっ、ヤメ、ヤメロって!!!」 「した事ないの?」 可愛過ぎる。俺は宮下の耳を後ろから舐めて、耳の傍であえて吐息がかかるように囁いた。濡れた耳の方が感じやすいのか、宮下の体はそれだけでちょっと震える。 「ふ……っ、あ、当たり前、だろ! キスもした事なかったんだぞ! こんな、こんな事……!」 良かった。宮下がアイツらとあんな事やこんな事をしていたら、アイツらを呪ってしまうところだった。 「でも興味はあるんだろ? 少なくとも宮下のココは気持ちいいって言ってる気がする」 クチクチとカリの部分を攻めたら、宮下は身を捩って息を呑んだ。宮下のペニスは既にガチガチの完勃ちだ。俺の手を離そうとしているのか宮下の手が俺の手に触れてくるけど、まったく力が入ってなくてこそばゆいだけだ。 「宮下も一緒に擦る?」 「ちが……っ」 「物足りない? さっき宮下がスゴイって言ってたAVみたいにやってみようか?」 もう逃げ出せるような状態じゃなさそうだと判断した俺は、宮下の腹を抱きしめていた腕を外し、両手で宮下の分身を可愛がる事にした。 宮下の肩越しに見下ろしたペニスからは根本をぎゅっと握りしめ、指で輪っかを作って高速で擦りあげる。 「うあっ、ちょ、ダメ……っ」 その動きを宮下が感じやすいと言っていたカリの部分でやってみたら、面白いように体が跳ねる。宮下の体が跳ねるたびに、宮下の睾丸あたりに押し当てられていた俺のペニスにも当然擦るような刺激が与えられて、こっちまでイってしまいそうだった。 「うあぁっ、佐々木……! やば、やばいってぇ、それムリっ! チェリーにはオーバーキルなんだってぇ……っ」 「はぁ……っ、宮下も、気持ちいい?」 聞かなくても手の中でパンパンに膨れ上がって震えているペニスの感触で、宮下がどうしようもなく気持ちよくなっているだろう事は感じられた。

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