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第4話 R18
そうして気が付けば今、俺の監禁されている志乃さんの家にいた。
出会った日からほぼ毎日、志乃さんの気の向いた時に犯される。
志乃さんがヤクザの若頭だっていうのは有名な話だから、下手に逆らうことが出来ないままこうして時間が過ぎた。
「動け」
対面座位の状態で志乃さんにお尻を叩かれる。
ゆっくり腰を上げて、それからゆっくり腰を下ろす。奥まで志乃さんのモノが入ってくるのはやっぱり少し怖くて躊躇ってると、下から突き上げられて、ビュルビュルっと精子が飛んだ。
「ひっ、ひぃ···こ、わい···志乃さん···」
「ちゃんとここまで入るってわかってんだろうが。止まってんじゃねえ」
「っ、う、怒らない、で···」
怖いのは志乃さんだ。
どういうつもりで俺をここに連れてきて、こうして監禁してるのか。
俺は本当にあの日から大学に行けていない。
多分志乃さんは本当に俺を辞めさせる気で、もしかしたらもう退学処理をされているのかもしれない。
「はぁ···はぁ···っ」
奥まで志乃さんのを咥えこんで、そこで力尽きた俺は、志乃さんの膝の上で荒く呼吸をする。
「終わりか?」
「動け、ない···です···」
「ちっ···」
短い舌打ち音が聞こえたかと思えば、視界に映るものが志乃さんから天井に変わる。
背中に当たる布団。強く掴まれる腰。一気に恐怖に襲われて涙が勝手に溢れてくる。
目に溜まった涙が、目尻から零れたのと同時、志乃さんが激しく動き出して頭の中が真っ白になった。
「あぁぁっ、あっ、あ、きゃぁ···っ!」
体を襲う快感はあまりにも大きくて苦しい。
志乃さんの右手が俺の左頬を撫でる。
顔が近付いて、キスされるのかなと思ったらそこを通り過ぎ、耳元に志乃さんの息がかかる。
顔にかかる志乃さんの髪がくすぐったい。
「梓···もうどこにも行くな···」
そして確かに志乃さんは、そう呟いた。
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