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番外編 起こさないで

これがいけないことだとわかっていても志乃は止められなかった。 夜も深い時間。ようやく帰宅した志乃は先ず風呂に入り、髪を乾かして、やっと休めると思いながら寝室に入った。 そこには志乃の枕を抱きしめてベッドのど真ん中で眠る梓の姿があった。シャツと半パンが捲れて腹と太腿が露わになっている。 「……」 それを見た志乃は、いつもならそっと直してやれるのに今日は何故だかムラっとしてベッドに座ると、梓の太腿をソーっと撫でた。 何度かそこを撫でた後、手は止まることなく梓のズボンを脱がしにかかる。 下着も一緒に剥ぎ取るけれど、梓は深い眠りに落ちているようで目を覚まさない。 志乃は内心ドキドキしながら、枕を奪い梓をうつ伏せにして腹の下辺りに枕を置いた。そして多少肉のついてプルンとした臀にキスをする。 「あー、あ、やばい。」 そう言いつつも止められなくて、臀を左右に押しやって隠れていた後孔を見た。 何度も繋がっているおかげでぷっくりとした縦割れのそこ。愛しさすら感じて顔を埋めそこに舌を這わす。 「んん……」 梓は違和感を感じて小さく声を漏らすけれど起きはしない。志乃はいよいよ気を良くして、唾液で指を濡らし閉じた後孔に指を埋めた。 ペニスはもう痛いくらいに腫れている。というのもこうして欲を発散するのは久しぶりだったからだ。 最近は忙しくて梓とゆっくり話をした記憶もない。 そう思うと腹が立ってきて、後孔を弄る指の動きが激しくなる。 グチュグチュと音が鳴りだしたそこ。 梓の顔は心做しか蕩けてきたようにも見える。 指を抜いてゴムをつけた志乃は後孔に先端を擦り付けてゆっくりと挿入した。 「は、ぅ……ぅ、あぁ……っ!?」 「ああ、起きたか」 「はっ、ぁ?ふ、ふざけんな!ぁ、志乃っ!」 「お前があんな格好で寝てたのが悪い。」 「んぅっ、ぃ、や……あっ、ぁ、あ!」 トン、と奥の壁を突いた志乃は動きを止めて、背後から梓を抱きしめた。 梓は目を白黒させ、状況を理解すると志乃に罵声を浴びせる。 「クズ中のクズ!!寝てる相手にこんなことするなんて最低!」 「そうだな」 志乃はそんな罵声を流して、トン、トン、と奥を突く。 すると梓は大人しくなって、シーツを強く掴み快感に耐えていた。

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