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第43話 R18

一応飯を作り、それをキッチンに置いておく。 服を着替えて準備をし、家を出る。 マンションのエントランス前に車が停められている。それに乗り込んで「出せ」と言うと運転をする夏目が頷き車を出した。 「志乃さん」 「何だ」 「梓さんはどうしたんですか?」 「逃げないように繋いできた。···まあ、怒ってたけどな」 「仕方が無いですよ。梓さんは記憶が無いんでしょう。好きでそうなった訳では無いのはわかりますが···それでも信じられる要因は一つ失ってるわけですもん」 「そうだな」 俺と全く同じ考え方をする夏目に頷いた。 「志乃さんは梓さんをどうするつもりですか」 「···あいつの記憶が戻れば、解放してやるつもりだ。眞宮家からは逃げられないけどな」 「···なら、特別な感情はないんですね?」 「···まあ、多分」 「そうですか」 話しているうちに本家について、夏目と共に自室に行く。 「志乃さんに話したいことがあります」 「何だ」 「···前みたいに、してくれませんか」 「···今は梓で満足なんだけどな」 「それでも···だめですか」 夏目がじっと俺を見てそう言う。 溜息を吐くとビクッとその体は震えて、申し訳なさそうに引いていく。 「いい、こっち来い」 夏目にそう言えば顔を上げて、嬉しそうに笑う。 「梓には言うな。約束できるか」 「はい」 夏目の腕を掴みベッドに連れていく。 夏目を押し倒す前に、股間に触られて「やらせてください」と言われると拒否ができなかった。 「ああ」 履いていたスラックスに下着をずらされ、ペニスを取り出される。 「へ、下手かもしれないです」 そう言って見上げてくる夏目の頭を撫でる。 そうして夏目は俺のペニスを口に含み、舌で刺激しだした。 「っ、はぁ」 「気持ちいいですか···?」 「ああ」 俺のを舐めてる夏目のペニスがだんだんと反応しているのがわかった。足を伸ばし刺激してやると顔を赤くして熱い息を吐く。 「夏目、もういい」 「ふっ、ぁ···」 顔を蕩けさせた夏目を今度こそ押し倒す。 「お、俺、後ろ···まだ、解せてない、です」 「いい、こっち向けろ」 服を脱いで四つ這いになりこっちにケツを向けた夏目。片手で背中を撫で、もう片方の手でローションとゴムを取り出す。 「ぁ、」 「力抜いてろよ」 手に出したローションを後孔に塗りたくって、力が抜けた時に指を挿入する。 「くぅ、ん···っ」 「夏目、もう少し力抜け」 「ぁ、は、はい···」 ゆっくり息を吐く夏目。 背中にキスを落とすとビクッと震えて、かと思えば体から力が抜けた。 「っ、ひっ、あぁっ···!」 前立腺に触れると夏目は声を出して荒く呼吸を繰り返した。

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