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第107話 R18
「そんなに触ってほしいなら脱げば?」
そう言うと涙目になりながら下着と共に履いていたスウェットを脱いでいく。
「···脱いだ」
「見ればわかる。」
目の前に立つ梓は恥ずかしそうに顔を俯かせている。
「···っ、さ、触って」
梓の腰に腕を回し引き寄せる。
目の前にあるそれに口をつけて、口内に招き入れた。
「えっ、あ、ぁ···!」
人のモノを舐めるなんて行為、今迄した事がない。梓は俺の肩に手を置いて足を震わせながらも必死で立っている。
「ぁ、あっあ、志乃っ、やぁっ···出ちゃ、んっっ」
「ん···出せば」
どくどくと脈を打つそれ。肩を掴む梓の手の力が強くなる。
「ぅ、ぁ、いや···でる、でるから···っ!離して···」
カリの部分を舐めて、軽く吸う。
途端、口内にねっとりとしたそれが吐き出された。口からペニスを出してゴクリとそれを飲み込む。倒れ込みそうになってる梓を引き寄せ、座らせた。
「ぁ···はぁ、の、飲んだの···?」
「ああ」
「何で!恥ずかしい!!」
「別にいいだろ。」
「···夏目さんにもしたの?」
そう言われて苦笑が漏れる。
「そもそも、こんなこと初めてした。」
「嘘だ!だってすごく!···すごく···」
その先を言い淀む梓に何だよ、と聞く。
「···上手かった」
言ってから顔を真っ赤に染める梓が可愛らしい。
「気持ちよかった?」
「···良かった」
腕を俺の首に回し、首筋に顔を埋める。頭を撫でてやって、それから床に落としたままの下着とスウェットを履かせた。
「飯作ってきていいか?」
「···俺も一緒に行く」
甘え方が可愛らしくて、嫌じゃない。
「なら椅子持っていくから、そこにいろ」
「うん」
梓を立たせて、椅子を持ち、キッチンに行く。
すぐそばに椅子を置いてそこにちょこんと座る梓は、何が楽しいのか俺を見て微笑んでいる。
少し遅くなった昼食に、何を作ろうかと悩みながら冷蔵庫を開けた。
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