137 / 292

第137話 R18

ご飯を食べた後、お風呂に入って俺はベッドに体育座りをし、ドキドキと緊張していた。 今は志乃がお風呂に入っていて、待っている時間が心臓に悪い。 「···ちゃんと出来るかな」 お風呂でちゃんと中は綺麗にしたし、だから少しくらい柔らかくなってるはずなんだけど。 すぅ、はぁと深呼吸を繰り返して、ベッドにパタンと倒れ込む。 そんな時、寝室のドアが開いて上裸の志乃が部屋にやって来た。 短く悲鳴をあげ飛び起きた俺を志乃は不思議そうに見る。 「何驚いてんだよ」 「···いや、別に」 「緊張してんのか?」 「···してる」 志乃はまだ髪から水滴を垂らしていて、志乃に近づき首にかけられたタオルを掴んで髪を拭いてあげる。 「乾かさないと風邪ひいちゃう」 「別にこれくらいでひかねえよ」 至近距離で視線が絡む。 引き寄せられるようにどちらからとも無くキスをした。手に持っていたタオルはベッドの下へと落ち、志乃の頭を抱く。 「志乃」 「ん?」 「···んっ、ひ、久しぶりだから、上手くできなかったら、ごめん···」 「大丈夫。」 ゆっくりと押し倒されて、志乃の唇が下に降りていく。首筋を熱い舌で舐められたかと思うとチクッと痛みが走り、また熱い舌が這う。その間に来ていた服の裾から志乃の手が差し入れられて、素肌を撫でる。 「はぁ···ん」 「本当はずっと、お前に触りたかった」 「···ん、っ···ぁ、乳首、やだ」 「何で?こんな尖らせてんのに」 きゅっと乳首を摘まれて背中が反れた。ビリビリと気持ちいいのが背中を走る。 「あぅ···」 「気持ちいいか?こうされるの」 「んっ、うぅ···いい、気持ちい···っ」 さっきまで首を這っていた下が乳首を舐める。つい足を内股にして力をいれた。だってもう既に勃起してしまってるから。恥ずかしくて見られたくない。 「梓、可愛い···もっと声出して」 「はぁ···、ぁ、やっ!」 下着と共にスウェットを脱がされる。慌てて両手でペニスを隠した。 「何で隠すんだよ」 「···は、恥ずかしい···」 「何で?全部見せろ。」 「っ、わ、笑わないで···」 志乃がこくりと頷いて、それを確認してから手を退ける。膝を立てて閉じようとすれば、それをさせないようにと志乃が俺の膝を両手で割り開いた。 「ぁ、あ···っ、見、見ないで」 「もう勃ってんの?そんなに乳首よかった?」 「う···」 多分、もう顔は真っ赤になってるだろう。自分でそうわかるくらいに顔が熱い。 「自分で足抱えて。閉じるな」 「ぇ、や、何で···恥ずかしいっ」 「良くしてやるから、言うこと聞け」 耳元でそう言った志乃が、そのまま耳を軽く噛んで舐めた。それにぞくぞくとしてしまって、大人しく言われた通りにする。 「いい子だ」 「んっ」 キスをされて、舌を絡める。 どちらのかもわからなくなった唾液を飲み込む。離れていく唇が愛おしくて、自分からちゅ、と触れるだけのキスをすると、志乃は笑う。 「舐めて」 「ちゅ、···むぅ···」 志乃の指が目の前に出され、それを咥える。指と指の間も丁寧に舐めて、俺の唾液を纏わせた。ちゅぽっと音を立てて抜けていった指はテラテラと光っていて卑猥だ。 「もうドロドロ」 「あ、んっ!」 先走りで濡れるペニスに触れられ、足を閉じそうになるけれど志乃が「だめ」と言ったから我慢する。 ペニスを触られることで与えられる直接的な快感に浸っていると、後孔に指が挿入され目を見開き、体に力が入った。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!