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第162話 R18

前までは毎日のようにしていたそれも、今はどちらかが誘わないとしなくなった。それが寂しいわけじゃないけれど、志乃は満足してるのかはわからない。ちなみに言うと俺は少し不満があるので満足はしていない。 風呂から上がって体を拭き、髪を乾かして志乃の待ってる寝室に行く。 ベッドに座りベッドヘッドと壁を背凭れにして本を読んでいた志乃の膝に座り、本を奪った。 本を奪われたことは少し不満だったらしい。歪められた顔、頬に手を添えてキスをすると、(たちま)ち口内に舌が入ってきて、絡め合う。 「んっ、ふ···ぁ」 「舌引っ込めんな」 舌先が触れるとビリビリする。もうペニスが反応してしまっていて、志乃の服を掴み、もっともっととキスを強請る。 「ん、」 「ぁ···志乃···服、服脱いで」 志乃の服を掴んでそう伝えると、すぐに服を脱いで、床に落とす。その仕草でさえ格好よくて、現れた逞しい筋肉にキスを落としていく。 「格好いい···」 「梓、こっち来い」 腕を引かれ、抱きしめられる。 「力抜いてろ」 耳に熱い息がかかる。それを感じて体は震えた。履いていた下着とスウェットを無視して、手が差し入れられお尻を触られる。そのまま志乃の指が後孔に触れて、小さく息が漏れた。 「志乃待って、濡らしてくれないと痛い」 「ならお前も服を脱げ。」 こめかみ辺りにキスをされて、少しだけ志乃から離れ、スウェットと共に下着を脱ぐ。 志乃はローションを掌に取り出した。

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