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第163話 R18
グチュグチュと音が鳴る。恥ずかしいけど志乃がその手を止めてくれるはずはない。
「こら、逃げるな」
「うぅ、だ、ってぇ」
この体勢も恥ずかしい。四つ這いになって志乃にお尻を向けている。恥ずかしくて逃げようとすれば腰を持たれて引き寄せられる。
「あっ···んっ、そこ、だめっ···ぁ」
「まだイくなよ。後が辛くなるぞ」
「え、ぁ、何の話っ?」
「今日は俺が楽しもうと思って」
「はっ?」
指が音を立てて抜ける。かと思えば無機質で大きい質量がいきなり後孔に入ってきて、引きつったような声が出た。
「あぁぁっ!ひぃぃ···!!」
「ほら、おいで」
体を起こされ、後ろから抱きしめられる。ペニスは既に勃起していて、今にも達しそうだ。
「な、にこれぇっ!」
「バイブだよ。いいだろ」
「やぁっ!い、いや、いく、でる···っ」
「まだダメだ」
ペニスをぐっと握られ、突然の激痛に声も出ない。
「いた、いっ···痛っ、ぁ、あ!」
「こっち、いい所当ててやるから」
「ひぃっ!ああぁ!だめぇっ、い、あっ、あ!
いく、いっ、────ッッ!!」
体が痙攣する。掴まれてるペニスからは精液は出なくて、だけど体は達している。なんだこれ、と思っていると掴まれていたペニスを志乃が優しく扱き始めて、慌ててその手を止める。
「だ、だめっ、だめ!今、したら···っ、漏れちゃうっ、いや、志乃っ!」
「ドライで達したって意味わかるか?」
「ひ、人の、話を聞けっ!ぅ、あぁぁっ!」
人の話を聞かないでペニスを扱く志乃。我慢ができなくて、続けて達してしまい精液がドロドロと出たかと思うと、プシャっと潮を吹いた。
「ぁ、ぐ、ぅ···っ」
それなのに、まだ後孔に埋められたバイブの動きは止まらない。苦しくて泣いていると暫くしてやっとそれが抜かれ、もう嫌だと逃げ出せば壁に押し付けられた。
「誰が逃げていいつった」
「ぅ···だ、って、もうやだ···俺、おかしくなる···」
志乃の方を向いて、そう言うとキスをされて、だんだん力が抜けていき、壁にもたれながら座り込む。
「なればいいだろ。誰も咎めたりしない」
「っ、き、嫌いにならないっ?」
「俺の手でお前がおかしくなるなら、嫌いになんてならない」
足をガバッと開かされ、間に志乃が入ってきてさっきまでバイブを受け入れていたそこに、志乃の大きなペニスが挿入される。
壁と志乃に挟まれて大きな快感から逃げることが出来ない俺は、片手で志乃の腕を掴み、もう一方の手で自分の体を支える。
「あ、あっ、あ!志乃っ、お、っきい···っ」
「はぁ、熱いな」
「はぁ、は···あぅ、す、すご、い」
ゆっくりとしたストロークで中を蹂躙される。気持ちよくて頭が馬鹿になりそう。飲み込むことのできない唾液が顎を伝って、胸に落ちた。
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