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第164話 R18
***
「はぁ、あっ、あ──っぐ、ぅ、むり、志乃っ、も、無理ぃっ」
「まだだめ」
志乃はもう3回は出したはずだ。お腹の中はたぷたぷで、もう入らない。
正常位で攻められて、もうダメだと手を伸ばし志乃の腰あたりを押し返すのに、俺の手にはそれ程力が入ってないらしく、虚しい結果に終わる。
「梓、ちょっと苦しいかも。我慢してくれ」
「はぁ、ん···何、嫌だっ苦しいの、嫌っ!」
そう言うや否や、俺の体が志乃によって丸められる。膝が顔の近くにやってきて体勢が苦しい。
「んっぐ、く、るし···志乃っ」
「ああ、でもすぐに良くしてやる」
何言ってるんだと、言い返そうとした時、奥の奥の壁をこつん、こつん、と志乃のペニスが突いてくる。
「だ、め···そこはだめ、志乃っ、無理、入らないっ!」
「入る。もうグズグズしてる」
「無理だって、ぁ、だめ、だめっ!」
だんだんと動きが激しくなって、こぽっという音とともに息が出来ないほどの衝撃が体に走った。
「───っ、ッッ!!」
「ほら、全部入った」
「あ···ぁ···」
爪先がピンと伸びる。
志乃が奥に入ってくるたびにお腹がポコっとしている気がする。
「ぐ、ぅ···あぁぁ、あ!」
そしてその度に潮を吹いて、自らの胸を汚す。
「ぃ、やぁっ、あ!志乃っ、あっ、し、しんじゃ、う···っ!!」
「はっ、出る」
「あぁ!!」
奥がじんわりと熱くなった。
ペニスがゆっくりと抜けていって、俺は動くことが出来ずに四肢を投げ出し荒く呼吸を繰り返していた。
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