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第189話 R18
「足抱えてろ」
「んっ、ま、って···」
後孔の周りをクルクルと撫でていた志乃。ゆっくりと指が中に入っていく。
抱えさせられた自らの足は、志乃の動き一つ一つに反応して、ぴくぴくと動いた。
「あっ、あ!」
「お前、また敏感になった?」
「はぁ、ぁんっ、わか、な···っ」
「すげえうねってる。」
「んっ···あぁっ!ひぃぃっ!いや、そこやだぁっ!」
前立腺を触られて、生理的な涙が零れ、シーツを濡らす。志乃の顔が近付いて、キスをされて、その唇が肩にまで下りたかと思えば、がぶっと噛まれて痛みに声が出る。
「ぃ、たっ!」
「血、滲んでる」
「志乃が噛んだんだろっ!ぅ、うっ、あ!」
指が一本また中に入れられて広げられていく。
「苦しくねえか?いつもよりきつい」
「ぁ、あ···っ、き、気持ちいい、からっ」
俺ばっかり気持ちいい。志乃はこれが楽しいのだろうか。
足を抱えていた右手を離して、志乃の股間に手を伸ばす。そこはもう硬くて、早く入れて欲しいと思った時、後孔がきゅんっとなった気がした。
「志乃···舐めたいぃっ」
「何で、俺はお前に触ってたい」
「んぅ、じゃあ寝転んで、上乗るから」
そう言うと志乃は理解してくれたようで、一度後孔から指を抜いて、ベッドに寝転んでくれる。
俺は志乃の股間の方に顔を向けて志乃を跨いだ。
「お前最近積極的だな」
「はぁ···ん、嫌?」
「嫌じゃない。むしろ嬉しい」
「ふふっ、···んぁっ!」
指がまた入ってきて、俺はそれに負けじと志乃のペニスに舌を這わした。もうとっくに硬いそれを中に入れられてゴリゴリとされるのを想像すると、それだけでも気持ちいい。
口内にそれを含んで、じゅぷじゅぷと音を鳴らしながら、吸ったり、頭を動かしたり。硬かったそれは大きくなっていって、嬉しい。
「梓、もういい」
「んっ、むちゅっ、ん」
「そのままな」
志乃の上から退いて、四つ這いでいると後孔にあてがわれる熱。ゆっくりと中に入ってきて、シーツを掴みながら圧迫感に耐える。
「ん···あぁ、あぁぁっ!」
「はぁ···」
「ぁ、気持ちぃっ、あ、奥まで、きてぇっ」
「梓···」
ぐっと、それが奥まで入ってきて背中が反れた。耳元に顔を寄せた志乃が、耳の輪郭を熱い舌で舐めて、甘く噛む。聞こえてくる吐息が胸を震わせる。
「ひゃぁあっ!ぐっ、んぅ、いくっ···で、るっ」
「もう?まだ動いてもねえぞ」
「はぁ、ぁっんっ、ぁ」
気持ちよすぎて上手く息が出来ない。
体を支えていた腕からがくっと力が抜けた。
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