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第190話 R18
一度ゆっくりペニスが抜けて、奥まで勢いよく入ってくる。我慢していたけれど、それには耐えられずに堪らず射精した。
「っ、は、あぁっ!」
「こら、逃げんな」
それでも律動を止めてはくれない志乃から逃げようと腕を伸ばし、上にいけば、腰を掴まれ戻される。暴力のような快感に口を閉じることも出来ずに、ぽたぽたと唾液が落ちていく。
「あぁっ、あ!ひぃっ!」
背中に落ちてくる唇、優しく撫でる手。
それにすら感じてしまって、体は痙攣するように震えている。
「ぁ、んぐっ、うぅ、あぁああ!」
「梓、もっと締めろ」
「で、でぎ、ないぃっ!怖、怖いぃっ!」
止まらない涙が視界を歪ませる。
突然くるりと、体が反転させられて、目の前にあるのは志乃の顔と、その奥に天井。
「怖くない、大丈夫」
「···っん、ふっ、優しく、して···」
「ああ」
また律動が始まって、腕を伸ばし志乃の背中に回す。
「うっ、ぁ、あっ、あっ、あ、」
「明日から、多分忙しくなる」
「んっ、うん、ぁ、話してた、やつっ?」
「ああ。お前と、ゆっくりする時間、減っちまう」
乳首を噛まれて、涙が散る。
会話をする余裕も無くなって、俺の腰を掴む志乃の手を取り、指を複雑に絡めあった。
「はぁっ、ぁ、うっ、ぁ、あっ、あ!」
「はぁ···梓、可愛い、もっと入らせて」
「ゃ、あぁぁっ!も、も、ない!奥、ないぃっ!」
奥だと思っていたそこが、開かれていく。
志乃のペニスの先端がコツコツと当たって、志乃の手を強く握る。
「ひぃっ!こ、わいっ、こわいぃっ」
「大丈夫」
「志乃、やぁっ、あ!あっ!───ッッ!!」
強い衝撃。頭の中が真っ白になる。
ペニスからは精液が出て、体は弓なりに反れた。
「っ、は、すげ、ここまで入った」
「···っ、ひっ、ぐ、くる、しい···」
「ちょっと待つから、ゆっくり呼吸しろ」
苦しくて目尻にたまる涙を志乃が舐めとった。
「志乃、志乃っ」
「んっ、お、前···フェラした口で···」
抱きついてキスをしたら文句を言われた。けど仕方ないでしょ、志乃に沢山触ってたいんだ。
文句を言いながらもキスに応えてくれる志乃は優しい。
好きで好きで仕方ない。今なら志乃にどんな事されても、嬉しいかもしれない。
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