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第191話 R18

しばらくして動き出した志乃。 初めて触られる奥の奥に、気持ちいいのかもわからない。でも声が抑えられない。足をバタバタさせて暴力みたいなそれに耐えられない。 「あぁぁっ!だ、めぇっ!」 「すげえ、うねってる···」 「ひっ、ひぃ···っ!」 「はっ、潮吹いたのか」 「んっ、ぐぅぅぅ!」 さっきの言葉は訂正する。この快感におかしくなりそうで、なんでも嬉しいなんて嘘、もう辛い。 「あぁっ、あーッッ!!」 「っ、···っ!」 奥が熱くなった。俺の腹の上も熱くなって、志乃も、自分も射精したのがわかった。 「ぁ、あ···志乃の、抱き方って···孕んじゃいそう···」 「あ?孕むのか。それはいいな」 「ん···うぅ!動くなっ!」 「抜くだけだ、我慢しろ」 志乃の手を掴んで、志乃が中から出ていくのを我慢する。 動くことが出来なくて、そのまま目を閉じた。 「やばい本当、孕みそう」 「お前は男だからな」 「そんなの知ってるよ」 お腹を触って、閉じていた目を開ける。 「お風呂、入らなきゃ」 「そうだな」 「···やめよ。明日朝一番に入る。」 「腹壊して悲惨なことになるぞ。」 「やだぁ···」 そう言うと志乃が俺を抱きしめて「風呂連れてく」とそのまま体を起こされる。 「寝るなよ」 「うん。キスして」 「あ、そういえばお前な、フェラした口でキスすんのはどうかと思う」 「はあ?それくらいいいでしょ。」 志乃の肩に頬をつけて、寝ないように目をこじ開ける。 「明日はゆっくりしてろ」 「志乃は?」 「本家に行く。」 「そうなんだ。···頑張ってね」 お風呂に入って温かいお湯を浴びる。眠たくて、今にも目を閉じそうだった。

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