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第225話 R18

久しぶりに温かい。 健人が俺の体に触れる度に、気持ちいい。 「あ···っ」 「梓、もう中、入っていい?」 「ぅ、ん···きて、早く···」 トロトロに解けたそこが、今か今かと待ちわびている。ゴムをつけた健人のペニスが、後孔に宛てがわれ、体が震えた。 「入れるよ」 「ん···っ、ぅ、ぁ、あぁ」 大きな質量が内壁を押し開いていく。 足ががくがく震えて、背中は反れ、久しぶりの感覚が少し苦しい。 「ぁ、け、健人、健人···っ、手、握って···ぁ···!」 「うん···っはぁ、梓の中気持ちよすぎ···」 コツ、と奥に健人のが当たって、そこから健人が動かないから最後まで入ったんだと理解した。 「は、はぁ···まだ、待って、ね」 「うん、待つよ···梓」 上から覆い被さってきた健人。嬉しくてフッと笑うと健人も柔らかく笑う。振動が中に伝わってキュッと締め付けると、健人が困ったように笑った。 「ぁ、ごめ···んっ、く、気持ちいい···」 「まだ動かんからさ、ゆっくり呼吸し」 頬を撫でられて目を閉じてゆっくり呼吸する。そうしたら余計に中が敏感になって、健人の存在を強く拾う。 「っ、健人、もういい···っ、動いて···」 「ええの?辛ない?」 「んっ、ない···!辛く、ないから早く」 健人の手を強く握る。 健人は眉間に皺を寄せ、ゆっくりと律動を始めた。気持ちいい、気持ちいい。ずっとこのぬるま湯に浸かるような心地の良い温かさに沈んでいたい。 「は、はぁ···っ、あ、健人···」 「あー、もう···抑えきかん。梓ごめん」 律動が激しくなって、声が漏れる。 「あっ、あ!ひぃ···っ!」 「は、はっ···梓、ごめん···辛くない···っ?」 「んっ、あ、ぁ!」 気持ちよくて、頭の中が真っ白になる。 中でイキそうで、慌てて俺の腰を掴む健人の手を掴んだ。 「あぁぁっ!い、く、いくっ!」 「っ、」 ビクビクと体が震え、生理的な涙が溢れて健人が俺にキスをする。 「ぁ、ふぅ···け、健人···」 「は、すげぇ···動いても大丈夫?」 「んっ···」 まだ体は余韻に浸っていたけれど、健人から与えられる愛情が心地よくて、健人の好きなようにしてくれたらいいと思う。 「健人の、好きなようにしていいよ」 そう言って笑ってみせると、健人に頬を撫でられて、それがすごく嬉しかった。

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