「はっ、はぁ···ぁ、あ、んっぅぅ！」 「キツい？」 グチュグチュに解された後孔に志乃のペニスが入ってくる。久しぶりの大きな質量は少し苦しい。 シーツを掴んで圧迫感に耐えていると、何度もキスを落とされる。手を伸ばして自らのペニスを扱いて少しでも気を紛らわそうとすると、その手を取られ、代わりに志乃の手が優しく扱いてくる。 「ごめん、辛いな」 「ぁ、だ、大丈夫···っん、ふ···」 少しマシになった圧迫感。志乃の首に腕を引っ掛け、引き寄せて抱きしめる。こうしてピッタリとくっついているのが気持ちいい。 「志乃···好き、好き···」 「ああ、俺もだ」 首にチクリと痛みが走る。きっとそこは赤くなっていて、志乃の印がつけられている。 俺も志乃に同じことをすると、志乃は嬉しそうに笑った。 その振動が繋がった部分に伝わってきて、体が勝手に震えてしまう。 「ひっ、ん···っ！」 「動いていいか？」 目を閉じて、こくこくと頷くと、志乃はゆっくりと動き出した。 「あ、あっ、あ···っ、ふぁ、ぅ···！」 「はぁ···すげえ、気持ちいい」 「も、っと···もっと、奥も···っ！」 コツン、コツンって優しく奥を突く志乃。 気持ちよくて勝手に涙が溢れて、声も抑えられない。 腕で目元を隠すと「ちゃんと見せて」と低い声が鼓膜を揺らす。それだけで達しそうになって、それが恥ずかしくて腕が退けられない。 「梓、見せて、お願い」 「···っ、ぅ、そうやって、可愛く、っあ···い、言うのは、ずるいっ」 「退けてくれると思ったから」 志乃に強請られるように言われたら、従ってしまう。大切な人のお願いは、聞いてあげたくなる。 「志乃、ぁ、そこ、そこっ、ひぁ···あ、す、ごい···」 「っ、梓悪い」 腰をガッと持たれて、志乃が激しく動き出す。ガクガクと揺らされて、気持ちよすぎる。頭がおかしくなりそうで、少し怖い。 志乃の手に自らの手を重ねて、止まってと伝えるように押し返すけれど、それで志乃が止まるわけもない。 だんだんと襲ってくる大きな快感の波に包まれそうで、涙が止まらない。 「あ、ぁ···ひゃ、あぁっ、あ！！」 「っ、イク···」 「な、中、中に出して···っ、あぁぁッ！！」 ビクン、ビクンって体が大袈裟に震えた。お腹の辺りが温かくなるのを感じて、心までが満たされていく。 「はぁ···梓、悪い」 「ぁ、だめ···っ、動いちゃ、だめっ！」 中で達したようで、余韻が長くて辛い。 震える手を志乃が掴んできて、ぼーっと志乃を眺める。 「んっ、うぅ···っ！」 「可愛い」 ゆっくりとペニスが抜かれて、咄嗟に閉じた目から溜まっていた涙が零れ落ちた。 ポッカリと開いてるであろう後孔から、志乃のが垂れ出てきたような気がする。 「志乃···」 「ん、」 キスをして、舌を絡め合うともっと志乃が欲しくなる。 「まだ、もっと、しよう···？」 「···好きなだけやるよ」 その日は結局、俺の意識が途絶えるまで、志乃に愛された。