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※隠し事 7

ちょっと、そう言う雰囲気に流れてしまえば良いのにな、だなんて淡い期待を膨らませ、隣に座るアキの身体に腕を回してぎゅっとその身体を抱き締めてみる。 「……ちんこ勃たせながらよく抱きついてみようだなんて考えたよな。離れろ鬱陶しい」 「えぇ?なんでぇ…アキだって勃つ事くらいあるでしょ?前に、何回もさあ…大っきくさせてたじゃんね?だからお合いっこなの」 やっぱ、怒りは続いてるようで。気に入らないとばかりに腕で胸を押されて引き剥がされる様に離れるアキとの距離。しゅん、と眉を下げながら、アキだって。と俺と状況は異なるとしても男として生まれた以上、勃つ事位有るだろうと問い掛けてみる。 アキとヤった時の話だけど。 「⋯⋯⋯前って、いつの話だよ。お前の前で勃たせた事なんて一回も無いけど」 「俺と初めてヤった時。自分で触ってたりもしてたでしょ?すんごい気持ちよさそうに、めちゃくちゃエロかったじゃん。」 ふと、目の前の表情が暗く濁り、俺に真っ直ぐに向けられた視線。言葉選びが悪かった事は勿論理解しているけど、だって、その位しかどうしても思い浮かばなかったんだもん。 「………、潰す。」 低く呟かれた言葉と共に、あの、鋭い視線が俺の視界に突き刺さる。コレはヤバいやつ。 咄嗟にアキから距離を離す為に腰を浮かせる。が、それよりも先に伸ばされた腕が俺の胸元の服を鷲掴み、そのまま押される様に背後に倒される身体。 俺の上に跨る様に乗ったアキの膝が、加減なく俺の勃起状態のモノを押し潰す様に乗せられる。 「い゛っ!!だぁ!!!ま゛っでアキ、っ゛!!ムリムリムリ!!ギブ!!!」 「潰す、って言ったろ。お前のもんが使えなくなるまで小さくしてやるから、それまで待ってろ」 「ぐっあ゛ぁ!!ほ、んっとに!いだい、から゛ぁっ!!」 そのまま、アキの全体重を掛けられながら押し潰される様にゴリゴリと膝で何度も刺激される俺のモノ。 たたでさえデリケートな部分。加減も無く膝を押し当てられてしまえば激痛、と表現するよりも、そのもっと上の痛覚がビリビリ、と全身を襲う。息が、止まりそうなくらい痛過ぎる。 眉を寄せながら顔を顰め、痛みに悶える表情を浮かべながらアキを退けようにも、痛覚で麻痺してしまった身体は思う様に動かす事が出来ず、力の入らない指先で俺の胸元の服を締め付けるアキの腕をぎゅ、っと掴んで離してもらう様に懇願を。 「こう言うの好きなんだろ?ソイツと同じじゃん。痛いって泣いてるし、お前も一緒に泣けば?」 「っ、ほん、っとに泣ける位、痛、い゛んだっ、てえ…!!」 「だから、泣けって。そしたら許してやるから。もっと力入れねえと足りないか?」 「っ、あ゛あ!!も、お言わない、からっ……!ごめん、なさい゛あきっ……!!」 アキの膝が押し付けられる度に、そこから全身を駆け抜けていく電気の様な鋭すぎる痛み。 痛みを逃す様に荒い呼吸を繰り返すが、それでも永遠に和らぐ事の無い辛い現実。 テレビ画面でぐちゃぐちゃにされながら泣いているその顔がアップにされている。歪な笑みを浮かべながら、ソイツと同じ様に泣け。そう言われても、すぐには泣けない。と言うか、俺だって泣きたい。泣いて終わるんなら頑張りたい 取り敢えず、俺の言葉の謝罪を。そうしたら少しはアキの気が晴れるかも、そう思って言葉を並べるが、全然響いてない、んだよなコレ。 ひたすらゴリゴリと俺のモノが押し潰されるだけ。 ほんとに、痛すぎて泣きそう。 そんな俺の姿が面白いと又、あの悪役の様な笑顔を浮かべながら、ふと伸ばされたアキのもう片方の腕。 俺の前髪をぐしゃり、と掴んだかと思えば、頭を乗せていた肘置きのその更に外側へと、無理に上を向かされる形で髪を引っ張られてしまう。ゴリッ、と鳴る首の音。 気道が圧迫されて不自由になる呼吸。何度も酸素を求めて忙しなく動く首筋に埋まるアキの顔。 ガリっ、と鈍い音を立てて皮膚を抉られる様に加減なく歯を立てられてしまう。下半身とはまた異なる痛覚がそこに走れば、表情を歪めてアキの顔を押し退ける様にその頭を押し返すが、ふと、無造作に首元までたくし上げられたパーカーの中から外気に晒し出される俺の上半身。 たらり、と冷や汗が肌を這う感覚。嫌な予感が、する。気付いた頃には鎖骨、胸元、そして敏感な脇腹、と加減なく噛み付かれてしまう。その度に激痛が様々な箇所から走れば痛みに身体が震えて。 「っ、が、はあ゛っ……!い゛っ!!も、お痛、いの、やだ、あ、っ!!」 「すげえ顔赤くなってんじゃん。苦しいんだろ?ソレ。喉が一生懸命動いてる。……ココも、噛んでやろうか?」 圧迫され続ける気道に、無理に上を向かされてしまっている事で頭に段々と血液が上昇し首まで赤く染ってしまう。やがて、視界でさえもクラクラと歪み揺れていく。 やっと前髪を掴んでいたアキの手から解放された勢いでずるずる、と肘置きから頭が落ちてそのままソファーの上で落ち着く。そして、告げられる不穏な言葉。 アキの指先が俺の胸の突起に軽く触れる事でその意図を理解しては、流石に刺激を感じやすいソコを噛まれてしまうのは恐ろし過ぎる。加減が無い事を知ってるからこそ、恐怖心に蝕まれていく。 「……ま、っ!!だ、だめ、っ!!ぜ、ったい痛い、から、だ、め!!」 「嘘吐け。痛いの好きじゃんお前。自分でいっつもケガして、俺に見てもらうって頑張ってんだろ。それに比べたらこんなもん何でもねえんじゃないの?」 慌てて晒し出された肌を隠すべくパーカーに腕を伸ばすが、突然、今まで痛みしか与えられてなかった俺のモノを今度はゆっくりと、扱きあげる様にアキの膝が優しく押し付けられる。 その感覚にゴクリ、と喉を鳴らしながら今まで散々弄ばれていたソコは萎える、所か痛覚を感じてた最中にも元気に膨らみ続けていた。 何度も強弱をつけながら刺激を与えられていく。 「っ、ふ、あ……ん、っ……は、ぁ…」 「痛い、って騒いでた割にはずっと元気だったみたいだけど?変態」 「っ、う、そ…だぁ、っ……!ん、んんっ…!!」 快楽の合間に与えられる痛み、その痛覚でさえも快楽の波に呑まれてしまえば心地よく感じてしまう。ゴリゴリ、と押し潰された後に優しく揉まれる様に膝で何度も擦られる俺のモノ。 その気持ち良さに身を委ね、身体の力を抜いて快楽を感じていたのだが、忘れかけたその時にふと胸に埋まるアキの顔。 はっと我に返り気付いた時には既に遅く。ガリっ、とそこに容赦無く歯を立てられてしまえば再び全身を襲う新しい痛みにビクリと震える背中。そのまま、舐め上げる様に舌先が這っていく。 ヌメっとした暖かな感触に身体の力を抜くが、その度に歯を立てられて痛みを与えられる。 交互に与えられる刺激にずくり、と疼く腰。やがて、気付けば自らも快楽を求める様にアキの膝に下半身を押し当てながら、与えられる快楽を探して。 「……犬みてえに腰振って、恥ずかしくねえの?」 「だ、って…アキ、の膝が、きもち、いいから、ぁっ!!」 「………忘れてるみたいだから教えてやるけど、お前が泣くまでやめねえって始めた事だからな。それだけはちゃんと覚えてろ」 俺が泣くまで。今はその言葉にさえもドクリ、と下半身が疼いて仕方が無い。 その後も押し潰されたり揉み上げる様に動くアキの膝。俺の胸は何度も歯を立てられ、そして、深い歯型を残されていく。 その度にピリリ、と痛む痛覚を心地良く感じてしまう。 継続的に与えられる刺激に俺のモノは既に限界寸前。最後に与えられる欲のままに達してしまおうか、なんて膝に擦り付ける俺の腰の動きは次第にスピードを増し、達する為の快楽を拾い集めていく。 だが、急に離される膝と共に代わりに俺の下着の中へと差し込まれるアキの手。その手が根本で止まり、欲を塞き止める様に強く握り締められてしまえば解放出来ない苦しみに顔を歪めて。 「っ、う、そ……?あ、き……?そ、んなんじゃ、おれ、イけな……っ!!」 「何でそのままイけると思ってんの?お前を気持ち良くさせる為にやってる訳じゃねえんだけど」 「え、っ……?だ、って、それじゃあ……俺、はどうしたら、いいの……?」 「どうしたら良いのか、さっき教えてやった筈だけど。…まあ、せいぜい俺の気が済むまで、そこで苦しんでれば良いんじゃねえの」 行き場を失った快楽は、腰元でその出口を求め彷徨い続けている。ドクンドクン、と痺れる下半身。 そのまま、再び俺の胸元に埋まるアキの顔。そして、また、膝で俺の物を何度も押し潰されたり揉まれたり、継続的な快楽が与えられていく。 既に限度を迎えていた俺のモノは欲を与えられる度にパンパンに膨れ上がり、新たな苦しみを与えられていく。

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