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※ 新しい悩み事 3

「もう、良いだろ。お前の尻の力が抜けてる気がするんだけど」 「んん〜⋯俺もそう感じるけど⋯じゃあ、アキにお願い。ゆっくり、最初は動いてみて」 「分かった」 あれから何分経ったか、結局2人の恋愛話に会話が発展する事は無くだらだらとなんでもない会話ばかりを続けていた気がする。 会話と言うか、俺が一方的に喋ってただけなんだけど。 その間もアキはずっと空返事で心ここに在らず、って感じだったしそもそもそれが会話にならなかった原因なんだけどねぇ。 やがて、痺れを切らしました。と言わんばかりに俺の身体の上で寝ていたアキが身体を起こして俺に合図を送る。 確かに、時間を置いた事で腹の中にあるアキの形が馴染んで痛みもだいぶ落ち着いた様な気がする。 それにしても、今まであんまり気付きたくはなくて直視は避けてたつもりだけどこうしてみると⋯…アキのモノは結構しっかりしていてちゃんとデカイ。 ⋯⋯多分、認めたくは無かったけど⋯俺がちゃんと勃った時より今のアキのモノの方がしっかりしてる気がする。俺のだって立派な方だけど、⋯⋯綺麗な顔して全然想像も理解も追いつかないや。 だからこそ慣れてない俺の中に入れるにはキツく辛いけど…逆になんだか、ゾクゾクしてきたかもしれない。こんなデカイものが俺の中に入ってくる、って考えただけでも正直……いつしか俺の心の中は好奇心でいっぱいいっぱいだった。 俺の許可とともにゆっくりと抜かれてくアキのもの。その瞬間、ゾクゾク、と鳥肌が立つ時と似たような感覚が下半身を駆け巡る。 なんか、気持ちいいか⋯も⋯? 1度抜かれたそれは再び俺の中へとその質量を主張しながら奥へ奥へと戻って来る。ゆっくり、伝えた通りに俺を気遣いながら止まる事を知らずに更に奥へ、奥へ、と。 「ちょ、っとまってアキ、っ⋯⋯!!それ、は⋯ぁ⋯っ深すぎ、かもっ⋯!!」 「は、っ⋯?深くもなんも⋯ねえだろ。まだ全部入り切ってねえ」 「嘘じゃんそんなん。だって、ここ、今アキの物があんの。分かる??」 どう考えても指の届かないその先は閉ざされたままの空間で、再び痛覚が待っているんだよ、という事を知らせる為にアキの手を取って腹部の上から触れさせてみる。 アキのものが進む度に内部から押し上げられる圧力でそこに何かが有る事を知らせる様に蠢く腹部が俺の指先からも伝わってくる。 「はっ、面白いな。入れてる間、そうやって腹の中で動いてんだな」 「そういうこと、じゃなくてっ⋯!!ま、じで押さない、で⋯ぐ、るしすぎっ⋯」 ここまで今入ってて限界です。そう知らせたかった筈が、新しいものを見つけた無邪気な子どもの様にアキの目が輝き始める。さっきまでチンチンが痛い、限界、って顔してたのに、なんなんだその切り替え術は。 俺の腹に触れていただけのアキの指は明確に自分のチンコの形をなぞるように下腹部の上を動き、そして上から掌全体で押さえ付けるように力が込められていく。その間も止まらない挿入が圧迫感を増幅させ、リアルにアキの形を感じ取れてしまう。無理に突き進められていく感覚で今にも俺の腹の中がはち切れそうなんだけど…なぁ… あまりの苦しさに俺のケツにも力が入ってしまう。そうなれば必然的にアキのものも力強く締め付けられる訳で、痛みで歪む顔と同時にようやく下腹部を圧迫していた手の力が止んだ。 「ってえ⋯あんま力入れてんじゃねえよ。引きちぎれるだろうが」 「だから止めて、って言ったじゃん。全然話聞いてくんないからそぉなるの」 よっぽど締め付けられていたのか、俺の中から逃れる様に一旦身体が引かれ抜かれる感覚が伝わる。そっちの方が全然気持ちイイんだけど。 ふう、と一息をついた後に改めて俺の太ももを掴み直すアキの指先から伝わる熱がとても心地良い。俺が下でアキが上。この体制はアキが入れる時でも変わらないのらしい。 まあ、俺としては色っぽいアキの顔を全部見る事の出来るこの景色がたまんなくお気に入りだったりする。 本人は何も気付いてないだろうけど、下からの光景ってめちゃくちゃエロエロなんだよねぇ。 俺が腕を伸ばしてアキの後頭部を掴めば、そのまま身を任せてくれたお陰で俺の元まで引き寄せてキスをする。 最初は触れるだけ、そして気付けば互いを求める様に口内でアツくく絡み合う二つの舌。必然的にアキの身体が屈んだ事で更に下半身は密着度を増し、俺の奥深くまで入り込んでしまう。そして緩やかに始まった律動。 それでも、もう良いや。痛くて今にもおしりが張り切れそうだけどなんか、気持ち良くなってきたし。 「はぁ⋯んっ!!あ、き⋯!そこ、気持ちイイかも…っ」 「ここ⋯か?⋯お前、あんまっ⋯力入れんな」 「それはムリ⋯っ⋯。だってこう、した方がアキの顔がエロくなるんだも、んっ⋯」 「いみ、わかんねえ事してんじゃねえよっ…、…くそっ…!!」 初めの方こそ俺の事を気遣いゆっくりと動いてくれてた動作も、今では完全に自分の欲求をぶつける様な激しいものになっている。 何度も揺さぶられる中で徐々に心地良さを拾うことが出来、快感の並に一気に意識を集中させていく。 ふと、その中で擦られる度に全身を駆け巡る強烈な快楽の存在に気付く。 …ここ、アキが好きな場所じゃん。 俺も癖になりそうだし、とその場所をアキに教えてみれば今度は積極的にそこばかりを狙って突き上げてくれる。その度にゴリっ、とした感覚が俺にも伝わりそれが余計に快楽を引き立たせていく。 おしりの締めつけに具合に関しては今の俺の状況下でしか出来ない特権でもあるため、アキの言葉を聞き入れるつもりは一切無いけど。 快楽が明確に与えられる様になった事で今までの倍以上の気持ちよさが俺の脳内を駆け巡っていく。びりびり、と痺れる様な快楽は瞬時に思考を溶かし、いつ飛んでも良いくらいにめちゃくちゃ気持ち良すぎる。 もう痛覚が完全になくなってしまったのかと言われたら答えはノーだが、今となってはその痛覚でさえ快楽とごっちゃごちゃになって心地よく感じてしまうほど、頭がいっぱいいっぱいなのだ。 「はぁ、んっ…ぅ、あ…あきっ⋯!おれ、そろそろイきそうだから、アキも一緒に⋯っ⋯!俺の中にいっぱい⋯出して、よ」 「っ、あぁ…そのつもりだったが…っ…!」 ビリッビリッ、と限界に近づく度に高まってく感度にどうしても俺の口からは快楽に満ちた声が漏れてしまう。どうせなら、アキの精子を逃す事無く全部俺のお腹の中に溜めてしまいたい。 一滴たりとも逃したくなくて、ぎゅっとお腹に力を入れてアキのチンコを思いっきり締め付ければ、途端にアキの顔が歪む。 そして、次の瞬間には加減も無く盛大に俺の中に吐き出されてくアキの精子。その温かさを感じながら俺も、今まで溜まっていた欲を全部吐き出した。

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