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※ 新しい悩み事 2
「で、どうすんの。やんのかやんねえのかハッキリしろよ」
「⋯そりゃもちろんアキとえっちしたい気持ちは山々なんだけど、⋯その⋯、アキのやつ、俺のおしりに入るかなぁ⋯って」
いつもなら俺の事をゆっくり待ってくれるアキだけど、今回の事に関しては別件らしい。
段々と苛立ちが見え始めたアキの問い掛けに、う〜ん⋯と素直に俺の不安を伝える。
だってそれだけはすっごい大切な事だし⋯ねぇ。
「俺のが入る位まで慣らしてやるから、って言ってんの。お前のも入ったんだからこんくらい何も問題はねえだろ」
「そりゃ!俺のは一般的なサイズ⋯ですしぃ⋯。だって、アキの絶対大っきいじゃん。俺のおしりがもっと割れちゃったらどうしようかなぁって。」
「⋯⋯なら止めるか?お前が良いならそれで良いけど。もうやんねえなら後は寝るだけだし」
やっぱり今日のアキはあんまり待ってくれないみたい。
俺を置いて寝室まで向かおうと背を向けてしまったアキの後を慌てて追い掛け、その腕を掴めば受け入れる事を素直に伝えていく。
「っ分かった!!やる!!やる、から!」
「⋯ヤんなら別に良いけど。⋯そもそもお前の鼻血は止まったのか?」
「多分、もう大丈夫そう」
ちゃんと鼻の心配もしてくれるみたい。そっけない様に見えて、気になってくれてたのかな。
⋯⋯なんて、よく分かんないけど。
そのまま流れるように寝室まで向かい、アキに促されるままごろんとベッドに横になる。
ついさっきまではアキがここに居たのに、今度は俺が受け入れる側。
なんか不思議な感じがする。
「足開いて待ってろよ」
「⋯はぁい。⋯⋯ねえ、アキ?優しくしてね⋯?」
「お前次第だろうな」
きゅるん、とした顔をして見せても無駄みたい。⋯そもそも俺のぶりっ子に興味なんてないみたいで、視線すら合わせて貰えなかった。
⋯⋯っまあ、こういうね!ハニートラップにもアキは引っ掛からないって事だよね。⋯⋯そう、だよね。
っはぁ⋯と思わずため息を吐き出してしまう。今日のアキはやっぱ、どこかツン、ってした態度をしてる。
やがてサイドテーブルの引き出しから取り出されたローションをアキが自分の手の上に出して温度を馴染ませてくれている。
そう言えば最近使ってなかったから忘れてたや。
そして、俺のお尻に触れるアキの指先が躊躇なく俺の中にずぶずぶと埋め込まれていく。
っ、急に⋯入れるじゃんっ⋯!!
「あ、きっ!!ゆ、っくりだ⋯ってぇ!」
「ゆっくりやってんだろ。こんくらい別に痛くもねえんだから」
でたよ!!自分は慣れてるからって!
でも、まあ⋯確かに痛みがあるかどうかで聞かれたら、痛くはない。ただ違和感がすっごいだけで。
「なんっか⋯変な感じ⋯する⋯」
「んなの最初だけだから。ちゃんと力抜いてねえと痛えからな」
「⋯⋯ッわかった」
脅し文句のように告げられた重みのある言葉。
アキの為ならいくらでも我慢出来出来るけど、痛いのが別に好きってわけじゃない。
寧ろ大嫌い。
だからこそ、大きな深呼吸を繰り返して身体の力を抜いていく。
アキの指先が奥に進むたび、内部を強引に割開かれる感覚が伝わってくる。
そこに俺に対しての労りなんて全然無くて、中を慣らす為だけに動いてるアキの指先。
まあ、アキらしいって言えばそれはそうなんだけど。
「指、増やすからな」
「んっ⋯わかった」
ある程度俺のお尻の中を自由に動き回ってた指が引き抜かれて、再びアキの手の中にローションが足されていく。
ねっとりと絡み合うその指先が何だかえろくてぼんやりとアキの手ばっか見てしまっていた。
やがて言われた通りに再び俺のお尻に触れるアキの指先がググッ!!と、想像以上の質量で俺の中に押し込まれていく。
「ッ゛?!ま、っアキぃ?!⋯な、なんか増えてない?!」
「だから増やす、って言っただろうが」
そうじゃなくて!!
ぜっったい3本くらい一気に入れてる!!
明らかにさっきまでの質量とは全然違う指先の感覚は俺の中を無理やり突き進み、中で暴れている。
いってえ〜!!!
「あ、きぃッ⋯!!」
「さっきみたいに大人しく深呼吸してろ」
し、深呼吸⋯?!そっか、深呼吸か⋯!!
あまりにも無理強いがすぎる指の増やされ方に疑問を抱く前に、俺の頭は何よりもこの痛覚と圧迫感をどうにかしたくて、アキの言葉を素直に受け入れる事で精一杯だった。
吸って、吐いて⋯そしてまた吸って〜吐いて!
⋯⋯全然痛いじゃん!!
俺がまた何かを言い出す気配を感じ取られたのか、徐に近付いて来たアキの顔が俺の唇を塞ぎ、キスをされる。
俺の唇を啄むように、何度も角度を変えて口付けられてしまえば徐々に俺の身体から力が抜けて、ほんの少しだけ、おしりが楽になったようなそんな感じがした。
「ん、むっ!!っ、はぁあ⋯ぁ!」
そして俺のちんこが掴まれて、そのまま扱かれてしまう。
そうなってしまえば話が変わってくるじゃんね。
アキに触れられた俺のそれは待ってました!と言わんばかりに大きく震えて、最大限の気持ちよさをすぐに拾い始める。
アキの手が上下に動く度に元気になって、主張しているみたいだった。
良い具合に緊張が解けた事で俺のおしりの中はアキの指先を素直に受け入れ、更にスムーズになっていく指先の動き。
中をぐるり、と広げるように触れられたり、何かを探すようにバラバラに動く動作だったり。
まだ全然気持ちいいとかそんなのは分かんないし痛いけど、でも時間が経てば経つほど俺の中は次第にアキの指先に馴染み、少しずつ圧迫感も消えてるようなそんな感じがする。
──ゴリッ、
何か、今までとは違う感覚が俺の体の中を走っていった事に気付く。
アキの指先が俺の中のしこりを捉え、そこを何度も擦られる度になんて言うか⋯、なんか⋯他と全然違うじんわりとした感覚が伝わっていく。
「っ、ん⋯!⋯は、ぁ⋯あき⋯ぃ?⋯そこ、何⋯?」
「お前がよく知ってんじゃねえの。」
⋯⋯あっ、なるほど。これがいわゆる前立腺⋯ってやつかなぁ?
確か前に調べた時は、ここが1番気持ちいい所なんだって書いてた気がするけど⋯本当かぁ〜?
⋯⋯でも、確かにアキはいっつもそこを触ったりちんこで突くと気持ち良さそうにしてる。
こんなのがぁ?⋯⋯、ん〜?
よくわかんない。と、難しい表情をしている俺の顔に気付いたのか、今度はそこばっか何回も指先でコリコリと擦ったり、トントンと優しく押されたり。
⋯⋯⋯あっ⋯、なんか⋯きたかもしれない。
やがて何度も刺激を与えられたそこから何か今までとは違う刺激が生まれ始めた事に気づいた。
その瞬間、俺のを扱いていたアキの指先がグリグリ、と先端を押す様に敏感なそこに爪を立てられてしまえば、腰がビクリ!と震え、そして俺のおしりの中にもまた新しい快楽がじんわりと押し寄せてくる。
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