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※転校生 10

段々とアキの余裕も無くなってきているのか、息が乱れ、めちゃくちゃエロい顔をしている。普段ポーカーフェイスが多いアキだからこそ、表情の変化が分かりやすい。 と言いつつ俺の方も既に限界だ。 俺自身を扱く手もその心情を表すかの様に早くなり、このまま早く全てを出してしまいたい。 「おれ、もう⋯!!い、く⋯からっ⋯!!」 「⋯わか⋯ってる。全部⋯っ⋯出せ」 「っ゛⋯!あ、きっ⋯!!あ、んま前にっ、!奥に、入っでる⋯!!か、らあ゛!ん゛んん゛!」 キツく締め付けられるその感覚から快楽を得るのが好きなのか、何度も奥ばかりを抉られる様に力強く突き上げられる。その度に息が止まる様な感覚を覚え、浅く呼吸を何度も繰り返しながら刺激を逃がしていたが、限度が近いと口にしたアキの腕が俺の足を掴み、お腹に付く位に上から抑え込まれてしまう。 そのまま前屈みになったアキの身体が折り曲げられた俺の足を固定し、全ての体重を掛ける様に更に深くへとアキのものが埋め込まれていく。 限度だと告げた奥のさらに奥へ、そうなればアキの腰が動く度に激痛でビリビリと身体が震える。もう既にキャパオーバーな俺の頭がもう無理だと静止を掛けるが、そもそもこの挿入で身体も限度を越えてしまい指先一つ動かすのでさえスムーズに出来やしない。自然と溢れる涙で赤く腫れた目許が染みるが、それでも拭う事が出来ぬまま、頬を伝い落ちていく。 「ひ、っ⋯ん゛!!ぁ、あ゛⋯、い゛っ゛!!ま゛っ、⋯!!い゛、ぐッ⋯っっ゛!!」 俺のものを扱いていた手もいつの間にか止まってしまっていたが、あきの手が重なり、ギュッ、と力強く握りしめられたまま激しく上下に動かされる。同時に与えられる苦痛と快楽の狭間で既に俺の意思なんてそこには無く、それでも逃れる事の出来ない刺激を全て受け入れながら、やがて弾ける様に熱い液体が俺の中で解き放たれていく。腹部に染み渡る温もりを感じながら、同時に俺も溜まりに溜まった欲を思いっ切り吐き出せば、徐々に黒く閉ざされていく俺の視界。 あ、やばいかも。 そう気付いた時には既に遅く、プツン、と途切れる意識の狭間で俺と同じ様に力の抜けたアキが俺の身体の上でゆっくりと瞳を閉じる姿を最後に、俺も意識を手放した。 っ⋯⋯⋯さ⋯む⋯⋯ 一体あれからどのくらいの時間が過ぎたのだろうか。寒すぎる冷気が肌を撫でる感覚に気付き、重い瞳を押し上げる。電気をつける事もせず事に及んでいた為か室内は暗く静まり返っていた。 身体の上に感じる重圧からして、アキもそのまま一緒に眠ってしまったのだろうか、身動き1つせず寝息を立てている。⋯そういやあんま寝てなかったっぽいしなあ ソファーの横にだらり、と垂れ下がった腕を持ち上げてみれば、寒さでカチカチに冷えきっている。ぺたり、と興味心でアキの頬にそのまま触れてみると、俺とは違いポカポカとした体温をしている。そりゃぐっすり眠れますわ。 元々体温が低く、寒いのが苦手ではあるがそれ以前に⋯そっか、服⋯全然着てないじゃん。俺。 ズボンは下着と一緒に床に投げ捨てられ、シャツも中途半端にはだけている。ブレザーを着ているとは言えど、それでも冷えて当たり前だろう。 と言うか、そもそも今の状況に大きな問題点が一つある。 アキのものが、まだ俺の中に入ってる。 抜くのもダルかったのか、その意図は分からないが、明らかに俺のおしりの中で分かりやすく主張をしているアキのちんこ。 無駄に動けばそれを刺激してしまう事になる。事を終えて、そして眠って。時間が少し経ったからとは言えど、めちゃくちゃに掻き回された後の中はまだ、デリケートだ。 ってか、なんか、うん。意識したらギュッとアキのも刺激しちゃいそうなんだよな 「どう⋯しようか⋯なあ⋯」 身体の気だるさはまだ全然残ってるし、あんまり開かない目は明日起きても腫れたままだろう。それでも少し寝ただけでちょっとだけスッキリとした感覚はある。 このままアキが起きるまで待つのも良いが、そもそも寒すぎてこれ以上眠る気にもなれない。 一旦お風呂に⋯入りたい。 アキのせーえきも今出しとかないと、お腹壊れちゃうだろうし。俺のお腹が強かったら良いけど、そんな自信は無い。 気持ち良さそうに眠ってるアキを起こすのは可哀想だから、うまくこう⋯抜け出せたら良いんだけど。 そっとアキの下から抜けてしまえば、まあ、うまく受け身がとれなくて地面に落ちたとしてもそれはそれで良い。 そうと決まれば、ゆっくりとアキを起こさない様に、そして第一に気を付けなければいけないのは中のアキのものも刺激しない事。少しずつ少しづつアキの下から這い出ようと身体を動かしていく。 が、それに合わせてモゾモゾ、と俺の上で動き出すアキ。 俺が身体の位置を変えた事で寝床が安定でもしないのか、不服そうに眉が寄せられている。その都度、アキのものも俺の中で位置を変える為、意識を外そうと深呼吸を繰り返すが、それでもどうしても気になってしまう。 腰を浮かせてみたり、角度を変えてはみたが、その内の何度かは前立腺を掠り、生まれてしまう快楽にこれはまた別の意味で地獄だと詰まる息を静かに吐き出して。 一旦、アキの動きが止まるのを待ってみようかと様子を見ていたが、その時に、気付いてしまう。 なんか、アキの⋯勃ってない? 力を抜いていたはずだが、それでもふとした瞬間に締め付けてしまっていたのらしくじわりと質量の増した中の存在に気付けば、どうしたものか、と息を吐き出して。 いっその事アキを起こして抜いてもらった方が早いかと思考の末に答えを導き出せば、そっと俺の上で眠るアキの肩を揺らして声を掛けてみる。 「⋯あき⋯?ねえ、あき⋯ごめ⋯ちょっとだけ、目覚ませる?」 「⋯⋯⋯ん゛⋯、⋯⋯」 連日の睡眠不足でどうやら眠りも深く、どっぷりと浸かってしまっている様で険しく眉を寄せながら、それでも少しだけ反応が見える。⋯⋯なんか、子どもみたいで可愛いなあ。 なんて、思ってる場合じゃなくて。確かにアキの寝顔も大好きだが、今はそれ所では無い。声をかけても起きないのなら少し強引に抜け出しても、目を覚まさないでそのまま寝ちゃいそうだよな。 そうなればさっさと抜け出してしまいたいところ。 先程よりも強めの力でアキの身体を押しながら再度抜け出そうと試みる⋯が、俺が動く度にアキもモゾモゾと動いてしまう為、何度も中が擦れて力が抜けてしまう。 その度に少しずつではあるが、どくん、と疼く俺の中。それはアキも同じようで、段々と硬く質量も増していく感覚に気付いてしまえば、ぐらり、と一瞬思考が揺らいでしまう。 「⋯⋯⋯っ⋯、やば⋯いなぁ⋯」 ぼけ、っと少しの間考えることを放棄していれば、突然ずぐり、と動くアキの腰に思考が引き戻される。完全に目を覚ましているかどうか、それさえ怪しいがゆっくりとアキの瞳が開いていく。虚ろな瞳が俺を捉えたかと思えば、再び押し付けられるアキの腰。 「ん、っ⋯⋯?!あ、き⋯目、覚めた⋯?」 「⋯⋯、⋯⋯」 答えは無い。 ゆっくりと再び閉じられる瞳からして、多分夢と現実の狭間で思考回路なんて動いてないのだろうが、性欲だけは無意識にでも感じてしまうのらしい。 やがてゆっくりと、俺の中でアキのものが何度も出入りを繰り返す。俺に体を預けたまま、腰だけが動いている。 さっきの行為とは違う、ゆったりと穏やかな動作だとしても、ちゃんと感じるもんは感じてしまう。アキとしたばっかの身体はすぐに快楽を思い出して、ずくりと疼きを感じてしまっている事を悟る。 「ゆめ⋯⋯みてる⋯とか、⋯⋯っ⋯えろ、すぎ」 本人に意識は完全に無さそうだが、それでも快楽を求めている姿が何ともまあ、愛らしいというか、本能のままのアキはいちばんエロくて、最高だ。 そうとなれば寝てたとしてもアキの好きにさせてあげても良いが、今の的を得ない緩い動作だと痒い所にも手が届かないと言うか、ただ永遠に焦らされてるだけ行為になってしまう。 夜這いデビュー⋯とか、そうなっちゃうのか分かんないけど、始めてきたのはアキだし⋯なあ。仕方ないか ふん、と覚悟を決めれば最後の力を振り絞って、俺とアキの体勢を入れ替える。⋯⋯めっちゃくちゃしんどすぎ。まだ体に力が入らない分、それだけでも息の上がる動作ではあったが、アキとヤれるなら頑張れる。 改めてアキに跨る様に最中で抜けてしまったアキのちんこを俺の中にゆっくりと入れてしまえば、緩やかに腰を動かす。正直身体を動かすだけでもダルすぎる。⋯けど、気持ち良いもんには勝てない。 「あ、⋯っ⋯⋯⋯く、⋯⋯ふ⋯⋯ぅ⋯」 アキを起こさない様に、あくまでも声は唇を噛み締める事で抑え込む。ゆさゆさと腰を動かし始めた事でアキの腰もまた、緩やかに動き出し、俺の中を押し広げるようにアキのものが膨らんでいく。 アキは奥の方が好きそうだったけど、全然痛い。から、自分でやる時くらいは緩くて良い。 深く腰を落とし過ぎない様に調節をしながら、自分の好きな所にアキのものを当てて快楽を拾い集めていく。 静かな室内に響き渡る肌同士がぶつかる音と、抑え切れない小さな吐息。ぐにゅり、と腰を動かす度に俺の中からアキが出した精液が溢れ出し、アキのものを濡らしていく。⋯⋯なんか、えっろ⋯ 何度も前立腺を擦り付けながら、俺のものも自分で扱いていく。3度目の勃起ですぐに限度が近い事を悟れば、せめてアキのものも、と先に俺だけが達してしまわない様に自分で自分の根元をぎゅっと締め付けながら、腰を動かしていく。 「き、っっ⋯つ⋯⋯は、⋯⋯ぁ⋯も⋯⋯。⋯⋯っ゛う⋯⋯⋯!!」 当たり前に苦しすぎる。自分で自分の射精管理なんてどうなってるんだか、と分かっては居るが、それでも自然とそうしてしまうのはアキの様々な無茶振りが少しづつ効いてるからなのだろう、と悟る。⋯⋯なんか怖いから、考えるのやめよ 頭を空っぽにしながら、ぎゅっ、と中を締め付けてアキがイける様に手伝ってあげる事を目的に。 腰を動かす度に膨れ上がる快楽が射精欲を更に刺激し、今すぐにでも達してしまいたくなる。 ⋯⋯⋯あきって、奥の方が好きそうなんだよな。俺が早くイける方法は、何となく察しがついている。それでも伴う痛覚を思い出せば気が引けるが、これも俺が始めた事。 自分の為だと気合いを入れ直して少しだけ浮かせていた腰を完全に落とし、奥へとアキのものを飲み込んでいく。 なんでこの人のちんこはこんな⋯立派に育っちゃったんだろうなあ⋯。 絶対顔に似合わない。と行き場のない怒りを心の内に留めるだけで終えれば、中でアキのが馴染んだ事を確認し、止めていた腰の動きを開始する。今まで以上にアキのちんこの活きが良くなった気がする。 気付かなければ良かった事実かもなあ、なんて現実から目を逸らしながら、必死にアキのものを何度も深い所で咥え込み、刺激を与えていく。 やがて、ぶるり、とアキの体が振るえ、俺の中に熱いものが放たれていく。と同時に俺も自分のものから手を離せば、緩く腰を揺らしながら欲を吐き出して、やっと絶頂を迎える。 やれなければよかった。なんて後悔しながら、ゆっくりと腰を上げて中からアキのものを引き抜けば、傍のテーブルの上から数枚ティッシュを引き抜いてアキの下腹部に飛び散る俺の精液を綺麗に拭きあげる。 下げられたままのズボンを直してあげて、そのまま床に散らばったままの自分のズボンを手に取れば、ぎこちない足取りでゆっくりと風呂場に向かいながらポツリ、と。 「⋯散々な日だなあ⋯⋯」

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