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第82話

指先に引っ掛け、ぐぐ…っと押し下げると下着が引っ掛かる感覚がある。 キスだけで興奮してくれたらしい。 そんなの最高の名誉だ。 ぐいっと力を入れると勃起したソレが目の前に飛び出てくる。 「…っ!!」 恥ずかしいのか手を伸ばしてきたので逆に上から捕まえる。 そして、手首を掴んだまま見ろとばかりに引っ張った。 「どこにキスマークつけてほしい?」 「あの……」 毛のないソコに顔を寄せると、三条の口がはくっと動いた。 けど、動いただけだ。 声は出ていない。 それを見ながら、ちゅっと唇をくっ付けると、顎のところで陰茎が動いた。 「ははっ、期待してんな。 かわい」 「……最悪です…」 「なんでだよ。 嬉しくて跳ねたんだろ」 この1年くらいはそれでも接触をしてきた。 けれどブランケットを被ったり、マスクをしたままだったり。 こんなに触れたりキスをしたりするのは久しぶりだ。 そのことが嬉しいのだろう。 当然、自分も嬉しい。 だから、つい構いすぎてしまうのだ。 嬉しくて構いすぎるなんて子供みたいだろ。 けど、それを見せられる相手だから良いんだ。 三条だから。 三条にしか見せられない特別だから。 それに、帰宅させる必要がないからこそなににも遠慮しないで良い。 荷解きを手伝う約束はしているが、それだって朝からじゃなくてたって構わない。 夜からはじめて三条の部屋に泊まったて楽しい。 そんなはじめてが沢山あるんだから。

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