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第83話

わざとソコを通り過ぎ、内腿。 ぢゅっと吸い付いて鬱血させていく。 その度にピクピクと陰茎が甘えるのが見える。 「……悪趣味です」 「最高だろ」 赤くなった腿をべろっと舐めあげ顔を上げると、胸まで赤くなっていた。 久しぶりにマジマジと見たが、いつみても真っ赤に染まる身体だ。 赤らんだ肌に更に赤いキスマークが映える。 勿論、素肌の色の上ならコントラストもあり映えるのだが、上気した肌というだけで扇情的だ。 肉付きの悪さはかわらずだが、男らしくなったのも確か。 その身体を今から好き勝手に蹂躙出来ると思うとたまらない。 触れたくてたまらなかった恋人だ。 邪魔な髪を後ろへと退かしながら身体を起こした。 そして、顔を隠す腕を引っ張り自身へと触れさせる。 ドクン、ドクン、と心音がいつもより早いことが伝わるように。 「喜んでるだろ?」 「……は、い」 素直な返事につい笑ってしまう。 セックス中でもこれだ。 恋人というより家族のような立ち位置になってきたなと嬉しく思う。 腕を片方捕まれたお陰で半分ほど覗けている顔で、そっと此方を見ている。 そのまま手のひらにもキスをして、舐めた。 「続きすっか」

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