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第95話
ビクッと身体の筋肉が跳ねた。
どうやらドライでイってるらしい。
気持ち良さそうな声が耳のすぐ近くで漏れている。
一緒に吐き出される吐息のアツさもよく分かる。
「…っ、ぅ……ぁ……、ァ……」
その声が落ち着くまでは同じ刺激だけ。
喉の震えが収まり呼吸がかわると、掴んでいた手を脚まで滑り落とす。
膝に手を掛け脚を大きく割り開かせ、次は自分の番。
深いピストンを再開し、奥の奥まで捏ね回す。
弁に嵌まるカリが気持ち良い。
括約筋にキツく締め上げられる根元が気持ち良い。
触れている体温が気持ち良い。
触れられている温度が気持ち良い。
「ぁ゛ッ、ぁ…っ、」
境界線なく混じり合えたらどんなにしあわせだろうと思うのに、違う身体だからこうして体温を分け合えるんだと思うとそれすら良かったと思う。
我が儘な考え方だ。
それを体現するように腰を動かす。
深く、重く。
必死にしがみつく三条の指が皮膚の上に線を残す。
そのピリピリとした痛みすら今はスパイスだ。
「…イきそ」
「ほっ…し……、」
「イかせてくれ…」
この気持ち良いナカで、醜くマーキングさせてくれ。
声に出さない思いを何度も打ち付ける。
腰がビリビリする。
玉がきゅっとせり上がる。
背筋を駆け上がる感覚がするのに、吹き出す先は下半身。
後で三条にそう言ったらなんて返ってくるのだろうか。
「…イく…」
気持ち良い射精感にあたたかな身体をキツく抱き締める。
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