108 / 121
第108話
時刻は2時を大きく過ぎている。
楽しい時は時間が経つのが早い。
勤務時も必死すぎてあっという間に過ぎていくが、やはりゲームをしていると時間は溶けるように経ってしまう。
「キリ良いところまできたし、一旦寝るか?
1週間疲れたろ。
付き合わせちまったな」
「付き合わせたなんてことはありませんよ。
俺もゲームしたかったですし、楽しいです」
「そう言ってもらえて嬉しいよ」
「大人の反応です…」
膨れることはない。
けど、かわらず子供扱いしてくれることが嬉しいような、少しもどかしいような。
恋人としては対等でいたい。
負担になりたくない。
けど、かわらず甘やかしてくれるのは素直に嬉しい。
長岡の愛情表現は孫を可愛がる祖父母のように甘くて穏やかだ。
穏や……か、だよな。
甘やかしつつも1人の人として尊重してくれてもいて、距離感も変に詰めてこない。
ただ居心地が良いだけでなく、頑張らなくちゃとも思える。
勉強も仕事も。
「大人だって。
遥登といくつ違うと思ってんだよ」
「そうですけど」
「大人扱いしてほしいならしてやるぞ。
今度は、もっとムードつくってするか?」
「体力余ってるんですか…」
「そりゃ、遥登がエロきゃ1発くらい出るだろ」
寝るかどうかはさておいて、ベッドでゆっくり過ごすことを選ぶ。
ともだちにシェアしよう!

