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第131話

目が覚めると時刻は既に昼を大きく過ぎていた。 ついでに腕の中の湯たんぽもいなくなっている。 眠い目を擦りながらふとんから顔を出して探すとすぐに扉の向こうからやって来た。 「あ、おはようございます」 「……はよ、起きたら起こしてくれよ」 「トイレに起きただけですよ」 にこにこする顔は、明らかに寝起きではない。 いや、普段から寝起きが良い子ではあるが。 腕を伸ばすとすぐに此方に来てくれる。 「もう少し寝ますか?」 「遥登に飯食わす」 「まだ平気ですよ。 食べなきゃ夜まで平気です」 「育ち盛りだろ」 ふにゃふにゃ笑いながらベッドの外へと腰を下ろした。 ベッドに座れば良いのに、三条らしい。 だから、腕を引いてふとんの中に入るように誘導する。 すぐに意図に気付いた恋人は、ふにゃっとした顔のまま隣に潜り込んでくれた。 あったかい身体を抱き締め暖をとりつつ、その存在を確かめる。 「あったかいですね」 「遥登があったけぇからな」 「正宗さんの手もあったかいです」 本当にしあわせそうに笑うからたまらない。 なんでこんなにしあわせなんだろうな。

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