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第171話
部屋自体は特別あったかいということはない。
けど、クリームがダレないように綾登が満足すると冷蔵庫へと引き返した。
「いたあきます」
「どうぞ。
沢山食べてね」
「うんっ!」
エジソンの箸を使いうどんを口へと近付ける。
流石にまだ麺類は難しそうだ。
けど、器用に口まで持っていくと、ちゅるっと吸った。
「おいし!」
「良かった。
おかわりもあるからね」
「うれし!」
もぐもぐと頬を膨らませ、大好きなうどんを食べる。
そして次はそぼろと炒りたまごののったご飯を大きく頬張った。
綾登の頬はずっとパンパンだ。
それがすごく美味しそう。
「んー!」
「綾登、美味しそうは顔してるな」
こくっと頷き今度は炒りたまごを頬張る。
反対隣では優登も同じ様にそぼろご飯を頬張っていた。
「ん?」
「いや、美味そうに食うなって思って」
「腹減ってるから。
学校帰ってきてから苺買いに行ったりしたし」
「言えば俺が買ってきたのに」
「忙しい兄ちゃんに頼めねぇよ。
ちゃんと飯食ってんの?」
「食ってるよ。
俺が食わないことないだろ」
「それもそうだけど」
熱々で美味しそうなからあげを口に運ぶとハハの味が口いっぱいにひろがった。
じゅわっと肉汁がジューシーで生姜が香る。
家の味だ。
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