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第184話

「素直で良い子だな。 また舐めてやるな」 「……暫くは、いいです…」 こんな恥ずかしいこのもう当分はこりごりだ。 というか、その前に絶対に長岡にもしたい。 この羞恥心を味合って…………いや、長岡なら喜びそうだ。 綺麗な顔でにんまり笑いながら見下ろす姿がありありと想像出来る。 指が離れる感覚にゆっくりと腕を退かすと、腰を捕まれ引き寄せられた。 相変わらずの筋力だ。 細くても180後半の男の身体を引き寄せるんだから。 学校で働いて分かったことは、学年分のプリントは部数によっては案外重さもあるし、資料も束になれば重い。 紙は木から出来ているということを再確認することになった。 「体位はなにがいい? たまには俺に乗るか?」 「の、っ…」 「対面座位」 「顔を…理解してください…」 「見慣れただろ」 相変わらず自分の顔に興味のない人だ。 脚が左右に割られぐっと体重がかけれた。 ハッとして先を見上げると肩の脇に両手が置かれる。 そして、端正な顔が近付いてくる。 「正宗さ…」 キスだ、とキツく目を閉じたのだが、一向に唇は触れない。 ゆっくりと目蓋を開けるとニヤニヤした顔があった。 「玉舐めた口だと嫌か?」 「そ……」 そうですねとも、そんなそとないとも言いにくい。 わざと聴いているんだから意地も悪い。 「キス、したいです…」 そうしてやっとほしいものが与えられる。

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