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第186話

どこを舐められた後だなんて頭から追いやられる。 この気持ちの良いキスをもっと…。 「とまんねぇな」 とまらない。 とめたくない。 もっとキスしていたい。 甘えるように頭を動かすとまたキスが降ってくる。 頬を撫でられ、気持ち良さに喉を鳴らしてしまった。 長岡は気にすることもなく首へと手を下ろしていく。 スルスルと下りていき鎖骨を通りすぎて胸へ。 浮き出た骨をなぞりながら更に臍へ。 冷たい手が素肌の上を撫でていく。 それすら気持ちが良い。 キスに酔っているのか。 それとも脳からそういうホルモンでも出てるのか。 そんなのどっちでも良い。 だって、相手が大好きな人だから。 臍からゆっくりと無毛のソコへと辿り着くとナニかがぬるっと腹部を撫でた。 キスだけでこれだ。 童貞みたいで──挿入という意味では童貞だが──恥ずかしい。 それが指先に拭われるとすぐにアナルへと塗り付けられた。 見ることなくアナルへと触れられるなんて器用なものだ。 それだけこの身体に触れられたんだ。 セックスの回数なんて数えたことはないが、それだけのことをしてきた。 「…、は…っ、」 唇が離れた好きに酸素を吸うとそれを狙ったように体内に指が入り込んできた。 「ぁ…っ、」 「えっろい声。 痛くねぇか?」 「へ…きです」 腹の掃除と共に軽く解したので痛くはないが、キツい。 それでも口から出るのは平気という言葉。 それは嘘ではない。 少しキツくても長岡とセックス出来る嬉しさが勝つから。

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