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第187話
長岡は少し考えてから身体を起こした。
そして、サイドチェストへと手を伸ばす。
思わず手の動きを視線で追ってしまう。
「つか、うんですか…?」
「使った方が痛くねぇだろ。
休みはじまったばっかだしな。
それに、明日のことも考えなくていいだろ」
明日のことを考えなくていい。
社会人になってその喜びを改めて知った今、明日のことを考えないセックスをありありと想像してしまう。
深夜までがっつり。
それか、ゆるゆる生殺し。
どちらにしても、時間をかけてセックスするんだ。
「触るぞ」
「は、い…」
アナル用のローションの絡んだ指が縁をなぞる。
背中がムズムズするような刺激に息を吐き出すとゆっくりと指が突き刺さった。
人の身体なのに自分のもののようにコントロールしてくる恋人。
こういうところも器用というか。
それだけ分かりやすい反応をするのだろうか。
「痛かったら言えよ」
「は、い」
「死ぬほど良くしてやるけど」
グッと肉壁を指の腹で押され、返事が出来ない。
だが、そんなの長岡には関係ない。
反応を見ればバレバレだ。
「…ぁ、」
「気持ちいか」
見下ろすその顔の色気にクラクラする。
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