193 / 203

第193話

揺すぶられると頭の中まで混ざっていく。 突かれてるから混ざるのか? 揺れる視界の中で雄くさい顔が滲む。 すげぇ…… ケツ、まくれ…る 口からは意味のない言葉だけが溢れ落ちばかり。 「…しがみつくなら俺にしろ」 意味も分からず頷いた。 すると、腕が首へと回される。 恋人のにおいだ。 それとしっとりとした汗のにおい。 思わず頬を寄せてにおいを纏う。 このにおいに包まれる安心感は言葉では言い表せない。 「はる…」 「ま…っ、…ぁ、まさっ、……」 声の出し方も分からなくなる。 なのに、声が出る。 人体の不思議だ。 そんなことを言えば、ケツに男性器が入るのも不思議だ。 あんなデカいモノが排泄するだけの器官に収まるんだから。 「…あ゛…、あ゛……」 一発いっぱつが深く重くなっていく。 まるで腹のナカが食われているみたいだ。 長岡は肉食動物みたいだからそうなのだろうか。 え……、あ……? ケツから一気に駆け抜けるのは知っている。 ビクッと跳ねた脚が長岡を蹴っても動きは止まらない。 寧ろ、ねちっこさまで追加されていく。 「俺も、イかせてくれ…」 掠れた低い声が耳まで犯す。 「…はる、」 「ぃ゛…っ、…あ゛……、ッ…あっ、ぐ、」 「……イく」

ともだちにシェアしよう!