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第194話
息を詰める音が聴こえてくると、そのままベッドに沈んでいく。
「……ハァ…、ハァ……、」
息を整えたいのに上手く吸えなくて喉が震えた。
「……重いか?」
「ん…ん、へいきです」
「声、カスカスだな」
肩に額をグリグリと押し付けられると、すぐに長岡は顔を上げた。
乱れた髪もそのまま、ラフな乱れ方にまた心臓が跳ねる。
いつもと違う髪型。
それも格好良い。
「締めんなよ。
抜きたくなくなるだろ」
「…え、」
「一旦抜くぞ」
ティッシュを数枚引き抜くとそれを宛がいながら、あっけなく引き抜かれた。
折角馴染んだ大きさを忘れられずぽっかりと口を開けたまま。
空気の感覚でそれが分かるのが、とても恥ずかしい。
けれど、そんなことは長岡の前ではどうでも良くなってしまう。
だって、突然腹を拭われたから。
「若けぇな」
「……ごめいわくを、おかけして…すみません」
「楽しいから気にすんな」
恥ずかし過ぎてたまらないけど動けない。
それに、恋人がすごく楽しそうだ。
なんでこう嬉々としてて甲斐甲斐しくするのだろうか。
恥ずかしくても抵抗出来なくなる。
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