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第221話

ちゅっと頬に押し付けられ唇のやわらかな感覚。 それから目を合わせないようにする照れた顔。 それが可愛くてつい手が出てしまう。 腰の後ろで手を組み三条を抱き締める。 「え、ちょっと…」 「煮えるまで時間かかりそうだし」 「でも…そうじゃなくて…」 「それに、遥登からキスしてきたんだろ。 誘われた」 ちゅっと唇に軽いものを落とすと三条は言葉をとめる。 分かっててしているんだが。 「そういう意味じゃなくてですね…」 「どういう意味だったんだ? 正宗さん好き、じゃねぇの?」 「そ、ですけど…。 誘ってはなくて、ですね…」 腰を抱き寄せるように腕に力をいれた。 すると、股間が触れ合い三条は見るみる内に真っ赤になった。 「…っ」 「耳まで赤くしてどうした?」 「あ、いや…」 「なに想像した?」 「想像、なんて…」 「正直に教えてくれたら、それしてやるのに?」 クリクリした目が漸く自分を見た。 こういう正直なところが良いんだよな。 「なぁに想像した?」 「……え、っちなの」 「えっちなのか。 どんな?」 「…………いろいろ」 23でもかわらない初さがたまらない。 鍋の中はクツクツとしてきたが、火は止めればいいだけだ。

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