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第234話
「眉間に皺よってんぞ」
「う゛ーん…」
俺が教えていたから当然かもしれないがノートの作り方が似ているのでは…と三条は気にしているみたいだ。
「でも、この書き方が慣れてますし…」
「別に気にしなくていいだろ。
きちんと内容を理解させるのが仕事で、プリントだって学年で同じのやんだろ」
「……本当に?」
足並みを揃えて、覚えるべきところが覚えられているのなら文句は出ない。
多生の似たかよったりもあって当然だ。
結局手本にする教材に寄せてしまったりも同様だ。
普通授業になってから三条の授業を覗くこともしていないが、生徒たちの反応から三条らしいものを行っているらしい。
「俺相手にしてみ」
「え…」
「喋るだけで良い。
実際に言葉にしてみると分かることもあるだろ」
「先生相手に…?」
「先生って、今は遥登も先生だろ」
すっかりオフモードのせいか少し恥ずかしそうにしている。
いじめたくなる顔しちまって
散々誕生日セックスをしたが、射精するだけがセックスではない。
泣かせるくらいしたくなる顔だ。
「先生…?」
「あー、先生呼びも良いよな。
高校ん時みてぇ」
「なにを言ってるんですか…。
学校で先生って呼んでるじゃないですか」
「良いよな、遥登の先生呼び」
緊張が解けたのからしい顔で照れている。
これくらい肩から力を抜いた方が良い。
毎日ガチガチだと疲れてしまうし体調を崩してしまう可能性だってある。
近くにいられるのならそれくらいサポートするがいつもそうしてやれる訳でもない。
大人になるって、嬉しい反面心配だな。
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