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第235話
「…どうですか…?」
「上手いな。
はじめて遥登の授業聴いたけど、早さも良いし丁寧だな。
板書するならそれくらいが良いだろ。
あとは、どれくらいの早さで遥登が黒板に書けるかだな」
「内容は…」
「分かりやすかったよ。
ちゃんと調べて覚えたんだな。
まぁ、内容に関しては生徒の反応みながらなところもあるから、不安があれがその都度聴いてくれ。
答えられるのなら答えるし、古津先生たちにも相談するし」
「ありがとうございます。
あ、黒板で思い出したんですけど、文字の大きさも迷ってまして。
今はまだ名簿順ですし多少視力が低くても後ろの席って子もいますよね」
「なら、週明けの放課後書いてみるか。
実際に書いて後ろから見るのが分かりやすいだろ」
次々と出てくる不安要素。
その一つひとつを摘んでいく。
すると、漸く三条はふにゃっと表情を緩めた。
「ありがとうございます」
「これくらい、安いもんだよ」
くしゃっと髪を撫でると嬉しそう顔をする。
平日は遅くまで学校に残って勉強。
休日もこうして家で勉強。
まだまだ気を張る時期だ。
善くも悪くも緊張感が抜けないのだろう。
「休憩すっか」
「はい」
「コーヒー飲むか?
なんかお菓子も」
「俺も手伝います」
すっかりオフの顔で後ろをついてくる三条。
切り替えの良さは安心だ。
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