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第237話

ぼふっとベットに横になると三条がこちらを向いた。 「遥登も昼寝」 「食べて寝てばかりですね」 「休みってそういうもんだろ。 遥登は勉強もしたのか」 悪い意味ではなく、休みの日は普段出来ないことをしてなんぼだ。 家の掃除はしなくても死にはしない。 積ん読だって読まなくても腐りはしない。 けど、休みでもなれば恋人と昼寝は出来ない。 そういうことに時間を使うことこそ、休日の使い方だ。 「日向に干したからふかふかですね」 「気持ちいいな」 なんてことのない会話に、なんてことのない時間。 これが愛おしいってことだ。 「アラームかけるか。 あー、夜なに食うかな」 「今日は俺が作ります」 「一緒にじゃなくて?」 甘えるように脚を絡めると三条は照れた。 「次の連休7月だろ。 長げぇよな。 テストもあるし」 「はい」 「けど、平日も遥登に会えるんだよな」 「はい」 干したてのふとんの魔力が三条は呼吸がゆっくりになっていく。 丸い頭に頭を近付け、呼吸音を聴きながら目を閉じた。 休みってのはこうやって過ごすに限る。

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