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第238話
休みは本当にあっという間に過ぎていった。
スーツに身を包んだ三条は朝からファックスを送ったり、メールを返してたりと事務作業を着々とこなしていた。
1人でも出来ることが増えた。
即戦力とまではいかなくとも、少しなら役に立てる。
それだけでも出来ることが増えたと思えれば気持ちは軽くなる。
他の教員はみんな出ており、準備室には1人だけ。
気楽で良い。
確認テストを作りながら、ふと窓の外を見上げるた。
青い空。
グラウンドからは体育をしている声が聞こえてくる。
涼しい風が開けた窓の隙間から入り込んできて。
教職員、なんだな
制服と差ほど違いのないスーツに、担任。
学校という舞台にそれらが揃えば、まるで己が生徒のように感じてしまう瞬間があるのも致し方ないのだろう。
慣れなければと思っても時間がかかりそうだ。
せめて、先生と呼ばれたら反応することだけはしなければ。
そのまま視線を隣の机へと落とし、その特等席に飾られる4年前の写真を見る。
たった4年で立場がかわった。
不思議だ。
けど、事実だ。
頑張ろう
夢をみていた自分が背中を押してくれる。
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