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第244話

ソースの焼ける香ばしいにおいに、腹は早く食わせろ!とばかりに鳴っている。 そりゃもう恥ずかしいくらい。 いや、実際恥ずかしい。 「もうすぐ出来るからな」 「腹は気にしないでください…」 「元気で良いじゃねぇか。 食えなくなるのが一番キツいからな。 体力なんてあってなんぼだろ」 働いてみて体力の必要性は重々承知している。 50分立ちっぱなしで案外腰にくる。 だからこそ教室内や黒板前を歩いたりするんだ、と。 そのためにエネルギーがに必要だ。 疲れたり不摂生で食事をしなければ簡単にはエネルギーが切れてしまう。 今は緊張感で保てているが、慣れてきたら体調を崩しかねない。 それだけは避けたい。 「俺が満たしてぇし、俺がその体力削りてぇ」 「削る…?」 「削る」 削……… その意味を理解した瞬間、全身の体温が上がるのが分かる。 顔も、耳もアツい。 「なに考えた?」 「な、にも…」 「教えてくんねぇの?」 「…な、にも…」 「へぇ?」 ニヤニヤしながら皿に盛られる焼きそば。 受け取りながらも、本当に…?に見上げるとどちらとも取れない顔だけが返ってくる。 風呂も一緒なら流れで…、なんて考えていると下半身に血液が溜まりそうだ。

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