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第249話
「ただいま戻りました。
古津先生、さっき事務長が後で来てほしいって」
「え、なんかしたかな…」
印刷終わり、事務室の前を通ると丁度良かったと呼び止められた。
伝言を伝えてほしい、と。
なにもしてないつもりでも、呼ばれるとドキドキするものだ。
古津は渋い顔をしている。
飯の前に言うべきじゃなかったかなんて気を遣ってもどちらにしても行かなくてはいけないことにかわりはしない。
自分が伝えなくても、電話がくるだろう。
「三条先生、パン1つ食べませんか?」
「え…、いただいて良いんですか…?」
「なんか緊張して…。
足りなきゃカロリーメイトもありますから」
「ありがとうございます」
三条の視線が此方にきた。
本当にもらっても良いのかとばかりの不安そうなもの。
非常用のカロリーメイトもあるのなら大丈夫だろう。
みんななにかしら腹の足しになる物を常備している。
頷いて見せると受け取ったパンを手にしたまま椅子の向きをかえた。
それから漸くコピーしてきたテスト用紙を片付け昼飯にありつく。
今日の給食センターの弁当は魚の竜田揚げだ。
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