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「その…これは、一体…」 そりゃ気になるよね…。 男のオレが、何がどうしてなんかしちゃってんのかって。 …や、オレだってマジ解んないんだけどね! 「コレは、だなっ…」 しどろもどろにちろりとルーファスを盗み見たら、ばっちりと目が合っちゃって。 オレが真っ赤な顔で、うるうる泣きそうになってたもんだから。プイッと目を逸らされ、地味に傷付く。 そうなるのは解ってたけど…。 あからさまに拒絶されたんだって思ったら、 なんかすっごくショックだ… 「やっぱ気持ち悪い、よな…コレっ…」 涙を必死で堪えてたら、声が上擦ってしまい情けないもんになる。 それでも、なるべく気丈に振る舞ってたけど。 さっきから全く目を合わせてくれなくなったルーファスの態度に。オレの心はもう…すぐにでも折れてしまいそうだった。 「違っ…そうではない!」 落ち込むオレに、慌てて(かぶり)を振るルーファス。 じゃあなんなんだよって、ムッとしながら見上げたら。ホラまた目ぇ逸らすじゃんか…。 「だから、そうではなくて…。むしろ、だな…」 何と言って良いのか、必死で言葉を探そうとするルーファスに。 気持ち悪いなら、はっきり言ってくれよ!…と、 投げやりな覚悟で身構えてたのだが。 「…綺麗、だ…とても。」 回りくどいことはやめ、飾らぬ言葉で紡がれたソレは…予想してたものとは、全く異なるもので。 あまりの衝撃に、オレの思考は見事に機能しなくなる。 「え…な、おまっ…」 「嘘ではない、今のセツは────…いや、元より魅力的だとは思っていたのだが…」 いつにも増して美しい────…だなどと。 なんとも歯が浮くような台詞を。 ルーファスは一点の迷いも無く、平然と言ってのける。 毎回思うけど…コイツってば、ホントこういうコト…しれっと不意打ちやってくれるよな。 「バッカ…言うなよっ…」 すっげぇ恥ずかしいじゃんっ! …なのに嬉しいとか思っちゃってる、乙女な自分もいて。 つい目頭が、熱を帯びる。 「セ、ツ…」 しかもルーファスは、このタイミングで天然タラシを容赦なく発動させ。オレの肩を抱き寄せながら、うっとりした瞳で名前まで囁いてくるもんだから…。 何かに流されそうなオレの心臓は、破裂寸前。 このままどうなっちゃうのってパニクってたら───…

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