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「ッ…!…セツ…」 「ルーもっ…シよう…?」 オレのなんかより、遥かに厚みを増すルーの下半身は。着衣の中、窮屈そうにしている。 オレがその膨らみを、布越しにつう──…となぞってみたら。ルーは驚くほどに反応してみせて… 扇情的に嘆息し、オレの目をギラリと見下ろした。 黄昏から闇入りする室内に。 逆光する瞳は、欲深く燃え盛り…オレの心を容易に捕えてく。 「私は…」 別に構わないから…と、ルーは語尾を濁すけれど。 オレは遮って首を振る。 「一緒にって、言っただろ…」 オレにもやらせて? オレだってルーのこと触って…気持ち良くさせたいんだよって、恥じらいもせず欲しがれば。 観念したよう、一度深く息を吐いて解ったと頷くルー。 そうして早速とばかりに、オレはルーの下着へ。 ゴソゴソと手を忍ばせたのだが… 「あっ…」 他人の…しかも男の性器なんて、まず触ることなんて無いから。手探りの時点で、ホントはおっかなびっくりだったんだけども。 恐る恐る取り出したルーの、モノは… なんていうか、想像以上に立派というか。 なんか…雄っぽい… 「っ…そんなに、見られるとだな…」 つい、じぃ…っと穴が開きそうなくらいルーの中心に釘付けになっていると。上から吐息混じりの咳払いがして、ハッと我に返る。 チロと見上げたら、居たたまれないとばかりに苦笑されて。 だって、さ… 「おっきいなぁ-と、思って…」 言って自分のも目に止まり、なんだか虚しくもなるけれど。 背も高くて、しなやかに鍛え抜かれた体躯を武器に、性格も文句無し。そんでもって、こっちも…ってなったら。 非の打ち所なんて、何処にも無いじゃんか… オレのなんて貧相な…いやいや、特別小さくもないはずだけどな! こうして見比べるとさ… 体力無いから筋肉もほぼゼロ、色白で性格同様に頼りないオレなんて。 情けなくなるってもんだよね… 曖昧に、そんなことをモジモジとぼやいたら。 ルーはきょとんとするけど… 「セツのは可愛いじゃないか…」 「あっ…ばか…」 言われてクチュと緩く握られて… 堪らず悲鳴を上げるオレ。 「かわっ…ど、どうせオレのは、ルーに比べたら小さいよっ…!」 少々プライドを傷付けられ、拗ねるオレを見て。 ルーはそうじゃないんだと、耳元で告げる。 「セツのは色も綺麗で…穢れてないと、いうか…」 魅力的だと囁いて、耳朶を甘噛みすると。 コイツは大胆な台詞を放つ。 「このまま…食べてしまいたいくらいだ…」 「っ…ぁ……」 本人に他意はなく、思ったことをそのまま言葉にしてるだけ…なんだろうけども。 ルーファスさん、それはヤバいです。 なんていうか、声がエロ過ぎてさ… 「もっ、いーから…」 早くシようよ────… ルーの熱にしてやられたオレは、がっつくようにルーを抱き寄せ口付ける。 そうすれば、お互いの距離は無くなり身体はぴったりと密着してしまうから… 「んあッ…!」 「ッ…!」 無意識に引き起こした衝動が、あらぬ快感をもたらして。走る余韻に、オレは甘ったるい悲鳴を漏らす。 ルーも同じなのか…耐えるように身震いし、身体を軽くオレへと委ねてきた。 その分また、互いのモノが直接触れ合い。 腹の下でくちゅりと水音を鳴らす。

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