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⑦
「ッ…!…セツ…」
「ルーもっ…シよう…?」
オレのなんかより、遥かに厚みを増すルーの下半身は。着衣の中、窮屈そうにしている。
オレがその膨らみを、布越しにつう──…となぞってみたら。ルーは驚くほどに反応してみせて…
扇情的に嘆息し、オレの目をギラリと見下ろした。
黄昏から闇入りする室内に。
逆光する瞳は、欲深く燃え盛り…オレの心を容易に捕えてく。
「私は…」
別に構わないから…と、ルーは語尾を濁すけれど。
オレは遮って首を振る。
「一緒にって、言っただろ…」
オレにもやらせて?
オレだってルーのこと触って…気持ち良くさせたいんだよって、恥じらいもせず欲しがれば。
観念したよう、一度深く息を吐いて解ったと頷くルー。
そうして早速とばかりに、オレはルーの下着へ。
ゴソゴソと手を忍ばせたのだが…
「あっ…」
他人の…しかも男の性器なんて、まず触ることなんて無いから。手探りの時点で、ホントはおっかなびっくりだったんだけども。
恐る恐る取り出したルーの、モノは…
なんていうか、想像以上に立派というか。
なんか…雄っぽい…
「っ…そんなに、見られるとだな…」
つい、じぃ…っと穴が開きそうなくらいルーの中心に釘付けになっていると。上から吐息混じりの咳払いがして、ハッと我に返る。
チロと見上げたら、居たたまれないとばかりに苦笑されて。
だって、さ…
「おっきいなぁ-と、思って…」
言って自分のも目に止まり、なんだか虚しくもなるけれど。
背も高くて、しなやかに鍛え抜かれた体躯を武器に、性格も文句無し。そんでもって、こっちも…ってなったら。
非の打ち所なんて、何処にも無いじゃんか…
オレのなんて貧相な…いやいや、特別小さくもないはずだけどな!
こうして見比べるとさ…
体力無いから筋肉もほぼゼロ、色白で性格同様に頼りないオレなんて。
情けなくなるってもんだよね…
曖昧に、そんなことをモジモジとぼやいたら。
ルーはきょとんとするけど…
「セツのは可愛いじゃないか…」
「あっ…ばか…」
言われてクチュと緩く握られて…
堪らず悲鳴を上げるオレ。
「かわっ…ど、どうせオレのは、ルーに比べたら小さいよっ…!」
少々プライドを傷付けられ、拗ねるオレを見て。
ルーはそうじゃないんだと、耳元で告げる。
「セツのは色も綺麗で…穢れてないと、いうか…」
魅力的だと囁いて、耳朶を甘噛みすると。
コイツは大胆な台詞を放つ。
「このまま…食べてしまいたいくらいだ…」
「っ…ぁ……」
本人に他意はなく、思ったことをそのまま言葉にしてるだけ…なんだろうけども。
ルーファスさん、それはヤバいです。
なんていうか、声がエロ過ぎてさ…
「もっ、いーから…」
早くシようよ────…
ルーの熱にしてやられたオレは、がっつくようにルーを抱き寄せ口付ける。
そうすれば、お互いの距離は無くなり身体はぴったりと密着してしまうから…
「んあッ…!」
「ッ…!」
無意識に引き起こした衝動が、あらぬ快感をもたらして。走る余韻に、オレは甘ったるい悲鳴を漏らす。
ルーも同じなのか…耐えるように身震いし、身体を軽くオレへと委ねてきた。
その分また、互いのモノが直接触れ合い。
腹の下でくちゅりと水音を鳴らす。
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