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⑦
「ああっ…!」
きゅっ…と、いつの間にか掴まれていた中心。
それが一際熱くなり…緩やかに開始された抑揚に合わせ、無意識に腰が揺れてしまうから。
…自ら煽ってるみたいで、スゴく恥ずかしい。
だから必死で抵抗し、ルーの服を掴むんだけど。
力は全く入らないから。それは何の意味も成さなかった。
「まっ…て…るっ、う…!」
「ん…我慢しなくていい…」
ダメダメ…そんな最初から早くされたら、すぐイッちゃうのに────
なのにルーは全然聞いてくれなくて。
「やだ、って…もっ…イッ……ああっ!!」
触れられて5分と経たず、オレは呆気なく達してしまい…そのままくたりとベッドに全体重を預け、顔を手で覆い隠す。
「もぉ~…ひとりで速攻イッちゃったじゃん…」
「セツの反応が、あまりに可愛かったからな…」
すまないと額にキスするルーに、悪びれた様子など微塵も無く。オレは不満げにむぅ~と唇を尖らせる。
その口にもまた、噛み付くようなキスをされるけど…
「ルーは、まだ何もしてないのに…」
「私は、別に…」
よく言うよ…腹いせにルーを押し退け起き上がると、どすっと腹筋辺りへと跨がって。
その少し下、布越しに盛り上がったソコは…
窮屈だと云わんばかりに主張してんだから。
ふとそこでオレは、イケナイコトを思いつき…
ひとり想像しては、ゴクリと喉を鳴らした。
「…ねぇ、ルーここに座ってよ。」
「ん…?」
再度ベッドの端にルーを座らせるオレを、コイツは不思議そうに見つめてくる。
オレはそのまま床、絨毯の方へ膝を付いて…
「オレもルーのこと、気持ち良くさせるからっ…」
見上げてルーの足の間に納まる。
それからゴソゴソとルーの下着に手を突っ込み、
モノを取り出していると…
「ちょっ…セツっ…」
何を────…と困惑するルーは置き去りにして。
オレは躊躇無く手にした熱に向け、顔を近付けると…
その先に、ペロリと舌を這わせた。
「ッ……!!」
瞬間、ルーの身体はビクンと揺れ。
片手をオレの頭に乗せてくる。
「セツッ…無理をするな…」
「ルーのだから、へーきだよ…」
嫌がられたらって不安はあったけど、それは杞憂なようで。ルーの中心は素直に嵩を増し…応えてくる。
自分でもこんな大胆なこと、
思いつきでやれちゃうとかビックリだったけど…
(意外とイケるかも…)
勿論初めてだから、探り探り。
先端から頭の部分を、かぷりと口に含める。
…といっても、ルーのはかなり大きいので。
全部は収まりそうにないけど、舌をどうにか駆使しながら愛撫していけば…
その度にルーは、低く唸るような吐息を漏らした。
(良かった、気持ち良さそうだ…)
ルーの顔を見上げたら、色気づく瞳とかち合い。
くしゃりと添えられた手が、オレの黒髪を緩く掴む。
思えばオレ自身、こういう行為はされたことも無ければ…元恋人にもしたことがなかったなぁと。
所謂フツーの行為しか、してこなかったわけで…
元々性欲は人並み…より下くらい?
押しも弱く…実に淡白な方だと思ってたから。
でも、
(コレ、ヤバいかも…)
奉仕してるのはオレ。なのにヤラシイコトしてるっていう事実だけで、昂ってしまうというか。
現にオレの一度吐き出したはずの中心は、興奮したのか再燃しちゃって…。つい口の動きに合わせて、腰が揺れてしまうから。
ルーから見たら、今のオレ…
とんでもなく淫乱なヤツに見えてるのかも。
だって…
「セツ…煽り過ぎだっ…」
「んふッ…?」
オレを瞳に映すルーは、息も荒く。
余裕無く汗を滲ませ、そう吐き捨てる。
「ごめ…ルーのおっきくて、口ん中っ…入りきらな、やっ…」
「ッ…!セツ…その状態で喋る、なっ…」
咥えたままふにゃりと苦笑したら、ルーは大きく息を吐き出し…唇から脈打つのが、はっきりと伝わってくる。
「んっ、は…ふぁ…」
口だと先しか刺激出来ないから。
根元は手で握って…下から上に舌でなぞるよう唾液を絡ませ、擬似的な行為のソレを再現してみせる。
ルーを気持ち良くさせたい一心で、夢中になっていたら…
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