熱い吐息が掛かり、ぴくっと下肢が震えた。 跪いて、その根元を掴みながら先端にチュッとキスを落とす。そしてそのままゆっくりと口に含んでいった。 ちゅぷっと音が立って、熱いぬめりが包み込んでくる。柔らかい粘膜に包まれる感覚に、腰の奥からゾクゾクとした快感が湧き上がってきた。 「あ……すごい匂い……クラクラする……っ」 はあ……と熱っぽい溜息をつくと口を大きく開けて赤い舌を長く伸ばして、いきり勃ったソレを躊躇いもなく口に含んだ。温かくぬかるんだ口腔内に包み込まれ、ビクンと腰が跳ねる。 わざとやっているのだろう。こちらを上目遣いでに見つめながら側面と裏筋を丹念に舐められ、陰嚢を転がすように愛撫しながら時折交互に口に含み吸い上げられる。 気持ちいい。今までに感じたことのない快感に身体が震えた。 「は……ッんん」 尖らせた舌を鈴口の中にねじ込むようにしてぐりぐりと押し付けられ、思わず声が洩れる。 「ん……っ、ちゅ……んぅ……」 そのまま亀頭を唇で扱かれ、竿を手で上下に擦られナギの淫技に腰が蕩けそうになる。 「は……ッ、上手……ッ何処で覚えたんだよ……っ」 「ん……っ、ふふ、秘密」 嬉しそうに微笑むと、ナギは再び喉奥まで陰茎を飲み込み激しく頭を動かし始めた。 「く……っ、は……ッ」 じゅぷっ、ぐぽっ、という卑猥な音が鼓膜を犯していく。あまりの快楽に耐え切れず、目の前にある薄い茶色の髪を掴むと、咎めるような視線が向けられた。だが、すぐにそれは挑発するような眼差しに変わる。 「ふふ……っ、もうイきそうなの？　いいよ、出しても」 舌先で尿道口をグリグリされると、射精欲が高まってくる。 「っ、く……っ」 限界が近いことを察したのだろう。ナギは根元に手を添えると再び深く飲み込んでいった。 まるで搾り取るかのような動きに、一気に絶頂へと導かれる。