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動揺と葛藤 18

「くっ、は……っちょ、……っ」 「ねぇ、イキたいんでしょ? 出していいよ」 「く、そ……ぅっ」 追い立てる様にして何度も強く吸われ、耐え切れなくなった蓮は腰を震わせてついにナギの口内へ白濁を放った。 「んん……っ」 「……っ、はぁ……」 射精は長く続き、ようやく治まった時にはナギの口元から収まり切らなかった精液が溢れ出ていた。 「ん……濃いね。それに、凄い量。溜まってたの?」 「……うるさいな」 肩で息をしながら睨むと、ナギは楽しそうに笑いながら手に付いた残滓をぺろっと舐めてみせる。 その仕草が妙に色っぽくて、蓮は眉をしかめた。 するとナギはくすりと笑うと蓮の手を取り、自分の下肢に触れさせた。 そこはもう既に張り詰めていて、窮屈そうにしている。どうやら彼も興奮しているらしい。 「ねぇ、俺もう我慢できないんだ。もっと、気持ちい事シよう?」 クスクス笑いながら腕を引かれ二人でソファにもつれ込むように倒れ込んだ。 「ねぇ、俺のこと、好きにしていいよ。って、言ったらどうする?」 「……っ」 甘く誘うような声で誘われ、理性が揺らいだ蓮はごくりと唾を飲む。 正直、ここまで煽られて黙っていられるほど紳士ではない。寧ろ、言われなくても滅茶苦茶に犯したい衝動に駆られていた。 「後悔しても知らないよ」 「しないってば。あまり焦らさないで。それとも、俺を満足させる自信ないのかな?」 強請るように腰を押し付けられ、放ったばかりの性器が再び硬度を増していく。 ――ああ、くそっ! 本当にこの子は人を苛つかせる天才だろう……ッ 腹立たしいのと同時に可愛くて仕方がないと思ってしまう自分もいて、蓮は複雑な気分になる。 (本当、調子狂う) 「……わかったよ」 苦笑交じりの溜息と共に吐き出されたその言葉に、ナギは勝ち誇った様な笑みを浮かべた。

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