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嫌だ!!6

「あの男とは何処までの関係なんだい?」 「や……なに言って……、んんっ……!」 耳の後ろを舌でなぞりながら小さな突起を指で探し当てて摘まんだ。 「友達の僕とこう言う事するんだから、あの男ともこういう事してたんだろ?」 「ち、ちが……っ、あの人とはそんな……ッ」 乳首をクニクニと弄ると、すぐに芯を持って固く尖ってくる。 「違うの? ふぅん……でも、相手の男はどうだろうね?」 こんなに簡単に反応しておいて、今更違うと言われたところで信じられるはずがない。 あんな風にベタベタとくっついてくる男に下心がないとは思えないし、ナギの警戒心の弱さにも腹が立つ。 「も、もう……止め……ぁ、んんっ!!」 苛立ちをぶつけるようにギュウと強く捻ると、ナギの口から艶っぽい声が漏れた。 慌てて自分の手で口を塞ぐナギの姿は酷く扇情的で、蓮の劣情を刺激する。 「止めて欲しいって言う割には、ここはもう硬くなってるみたいだけど? 本当はもっとして欲しいんでしょ?」 わざと意地悪く言って責め立てる。ナギは今にも泣きそうな顔をしてフルフルと弱弱しく首を横に振った。 違う、本当はそんな顔をさせたかったわけじゃない。ただ、ナギが他の人間と触れ合うのが嫌で、自分だけが特別で居たかっただけだ。 こんなのは、自分のエゴでしかないことも頭ではわかっている。 それでも、一度灯ってしまった嫉妬の炎はなかなか消えてくれそうに無かった。 こんなガキみたいな事ばかりして、もしナギに嫌われてしまったらどうする? 心を落ち着けるために息をつき、自問自答してから服の下から手を抜いて距離を取る。 「……ごめん。こんな事するつもりじゃなかったんだ。ちょっと頭に血が上っちゃって……」 我に返った途端に襲ってきた罪悪感に胸を締め付けられながら、申し訳なさそうに謝罪するとナギが服を整えながら、小さく息を吐いて蓮に向き直った。

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