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初対面 3
「~~~っ、あまり煽らないで。我慢できなくなるだろ?」
炬燵の中に足を入れ、凭れかかって来たナギと視線が絡む。引き合うように唇を寄せ合い、そっと唇を重ねた。
「……我慢なんて……っん、あっ」
その唇を味わうように、何度も角度を変えて口付けを繰り返す。
舌を絡ませれば、ナギからは甘い吐息が漏れて、それがまた熱を誘う。
「っ……お兄さん……」
少し甘えたような声で名前を呼ばれてゾクリと身体が粟立った。まるで発情中の猫のように、その瞳は欲に濡れていて、ゴクリと喉がなる。
「ほんっと誘うのが上手いよね……」
サラサラの髪を耳に掛け、露になった耳たぶを食みながら服の中へと手を入れる。
「んぁっ……や……」
擽ったいのかピクンと肩を震わせて身を捩る様子が可愛らしくて執拗に耳と胸を弄ってやれば、モジモジと腰を揺らして甘い吐息がナギの口からひっきりなしに漏れる。
「……可愛い……」
その様子が堪らなくて、耳朶を甘噛みしながら優しく胸を撫で回し、桜色に色付く胸の飾りを指先で摘んでやる。
「あっ……や、だめっ……」
「どうして? 気持ちいいでしょ?」
指の腹で押し潰したり爪弾いてやれば、途端に硬くなり、ツンと主張を始めるそれを引っ掻いたり吸ったりしてやれば、甘い声を上げながら頭を左右に振り乱した。
「ん、ぁっ……だって、こんなとこじゃ……っ。せめて、ベッドに……」
「無理。このままシたい」
腰を引き寄せてすっかり昂った下肢を押し付けると、一瞬ナギの瞳が大きく見開かれ、それから恥ずかしそうに頬を真っ赤に染め上げる。
「……っ」
一瞬の沈黙が、耳に痛い。だが、此処まで来て我慢できるほど自分は人間が出来ていない。
「ナギが可愛い事言うから、僕も我慢できそうに無いよ」
そのまま床に押し倒し、覆い被さってしまえばもう逃げ場は無い。
「ナギだって、このままじゃ辛いだろう?」
ベルトのバックルを外し、ズボンと下着をずらし、直接握りこんでやれば、ナギの口からはすぐに甘い悲鳴が上がった。
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