292 / 351
初対面 7
「やだっ、だめっ……はげし……っ待って、こんなの……ぁあっ」
ズンズンと小刻みに揺さぶり、奥を突き上げる度にナギの口からは甘い悲鳴が上がった。
快感で頭が真っ白になる。内壁がきゅうっと締まり、蓮を締め付けて来るその感覚をもっと長く味わいたくて、細い腰を掴んで激しく打ち付ける。
「やっ! もうだめ、ひっ……あぁっ、イく……っいっちゃいそ……っ」
ガクガクと激しく揺さぶられながら、ナギは涙を溢れさせて蓮に必死にしがみ付く。
その愛らしい姿に、胸が締め付けられて。
「っ、僕もそろそろ限界……っ」
「あっあっ……んっ、やぁっ! も、だめっ……ひぁっ」
互いの限界を感じ取った蓮は、そのままナギの最奥に白濁を注ぎ込み、その心地良い快感に酔いしれる。その感覚にナギもまた、熱い精を放って二人の腹を汚した。
「ぁっ……ん……」
余韻に浸るその仕草にすら煽られて、蓮はナギの腰を引き寄せて再び律動を再開させる。
「ごめん。……止まらないや……」
「やっ、ぁっ……うそっ、待ってっ、まだ……ッ」
絶頂の余韻が抜けていないナギは訳も分からないと言った様子で、蓮にしがみ付いてくる。
「はぁ……ナギ……っ」
「やめっ……んあっ! だめっ、はげしっ、こんなの、おかしくなっちゃ……うぅっ」
蓮のそれが質量を増したのを感じ取っているのか、慌てたようにナギが身を捩る。だが、逃がさないとばかりに腰を強く抑え込んで、最奥を突き上げる。
「ひぁっ! 待って、そんな……っむりぃ……ああぁっ」
「好きだよ、ナギ」
ギュッと抱き締め耳元で囁くと、ナギは耳まで真っ赤にして目を見開いた。
「っ、ず、ずるいよ……っ今、そんなの……言うの……っ」
「ははっ、ゴメン」
言いながら、何度も何度も最奥を突き上げてやれば、ナギも必死に蓮の腰の動きに合わせていやらしく腰を振り始める。
「あぁっ! もぉ……おくっ、きもち……っ」
「素直だね。可愛い……」
「んっ……だって、あっ……気持ち良すぎて……っ」
「っ……」
素直に快感を享受するナギは、いつも以上にいやらしくてとても可愛い。
「ぼく、も……っ凄く気持ちがいいよ。ナギの中凄く絡みついて来て、堪らない」
「あっ、あぁっ……蓮のも……っすごい、硬くておっきくて……あ、んんっ」
「ナギが可愛いから、仕方ないね」
そう言ってグリッと最奥を刺激すると、ナギはビクンっと大きく背をしならせて甲高い声を上げた。
ともだちにシェアしよう!