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OFFの日 3
「最悪……」
「ハハッ。まぁまぁ……。僕はそんなナギも可愛いから好きだけどね」
「ちょっとお兄さん! フォローになってないからね、それ!」
顔を真っ赤にして不満げに文句を言う姿も可愛いと思ってしまうあたり、自分は相当ナギに惚れているんだな。と、再認識してしまう。
「でも、僕の事、ナギの身体にしか興味ないって思われてたなんてショックだったな」
「ち、違っ! そう言う意味で言ったわけじゃ……」
「じゃぁ、アレはどういう意味で言ったのかな?」
「うぅっ……それはっ、その……」
もごもごと口籠るナギに蓮は苦笑を浮かべ、そっと手を伸ばして俯くその頬に
触れた。
掌に吸い付く様な柔らかい肌の感触を楽しみながら、親指で優しく目尻を撫でると、恥ずかしそうに視線を泳がす姿が愛しくて仕方がない。
「シたくて堪らなかったのはナギの方だよねぇ? あの言い方だと、一日中抱き合いたいって言っているのと、あまり変わらないんじゃないかな?」
「だ、だって……」
「だって?」
「最近忙しくて……、そんな暇も無かったし……」
モジモジと指先を捏ね合わせながら視線をさ迷わせるナギは、文句無く可愛い。
本当はもっと色々言いたい事とか、からかいたい事もあるのに、結局ナギがこうやって可愛い事ばかり言うから色々どうでも良くなってしまう。
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