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第46話※
「アッ…ンッ…やぁ…ンッ…ア、アルフ様…そこばかり…ンッ…」
アルフの執拗な乳首責めにルキアはやめてと懇願する。
「数日ぶりに会ったんだお前を堪能させてくれ」
ルキアの言葉を無視してアルフは体中にキスをする。
「そ、そんな…アッ…アッ…ヤァ…ンッ…」
体中が快感に包まれルキアの物はビクビクと反応し、先から汁が零れおちる。
「ハッ…ヤバイな…お前のその反応は…」
少し余裕がなくなってきたアルフの声が掠れる。
「今日は一緒にイこう…」
「えっ?…アッ…」
ルキアのを自分の物と一緒に握り上下に動かし出す。
ヌチャヌチャといやらしい音が部屋中に響く。それが自分のとアルフのだと思うと益々興奮した。
そんな自分が恥ずかしくルキアは顔をシーツに隠しながら声を殺す。
「ンッ…ンッ…ハァ…」
「ハッ…ヤバイ…私も…もう…」
アルフの動きが早くなる。
「アッ…」
ルキアは奥から込み上げてくる快感に仰け反りそのままイッてしまった。
アルフもその直後に果てる。
「ハァ…ハァ…」
ルキアは息も絶え絶え呼吸する。
アルフは横たわるルキアにキスをしながら手を背中から腰に落としていく。
ルキアのお尻の割れ目に手を入れるとルキアがビクッとした。
「怖いか? 」
「アルフ様…」
前回はお互いをした後はアルフは待つと言ってそこは触らすにいた。
「は…はい…」
ルキアは未知の事にまだ踏み込めずにいた。
「全く…また待つとするか。でもルキア、恋人同士なら自然の事だぞ? 」
アルフの言葉にルキアは驚いた。
「えっ? 私とアルフ様って恋人なんですか? 」
ルキアの反応に今度はアルフが驚いた。
「えっ? 違うのか? 」
「好きと言われましたが…恋人になるとは言われてないので…違うと思っていました」
「あれ? 私は言わなかったか? 」
アルフは自分がルキアに囁いた甘いセリフを思い出してみた。
第23話
「好きな子には嘘はつきたくないだろ? 」
第25話
勝手にキスをする。
第26話
一緒に寝ようと誘う。
第34話
「お前に口づけしたい」
第40話
ルキアからのキスに理性をなくし暴走する。
第44話
「私の大事な人にちょっかいをかけていたのかい? 」
第45話
再度暴走する。←いまここ
アルフは自分の行動を振り返りルキアに恋人になって欲しいと言ってない事に気づいた。
珍しく固まっているアルフを横にルキアは服を着だした。
「ではアルフ様、私は部屋に戻ります」
「ちょ、ちょっと待ちなさい! 今日は泊まらないのか? 」
「すいません、明日は朝早いので自分の部屋で寝ます。ヨリムさんに迷惑がかかるので」
「うっ…分かった…」
仕事を持ち出されたらアルフも黙るしかない。
「では、失礼します」
頭を下げ出ていくルキアにアルフは肩を落とす。
「まさか…私とした事が…」
う~んと腕を組みながら悩む。今まで愛の告白などした事がないアルフはどうやって言うか悩んでいた。
その時寝室をノックしガフが声をかける。
「アルフ様、ルキア殿がお帰りになったので、私も下がりますね」
「ま、待て、ガフ! ちょっと話がある。入ってくれ」
「どうされましたか? アルフ様…」
ガフは入って来て顔を顰める。
「全く、服くらい来てくださいよ! だらしないですよ? 」
「うるさい、今考え事をしていたんだ」
言い返して近くにあるガウンを羽織った。
リビングに戻り紅茶を入れてもらい落ち着く。
「で、お話とは? 」
「実は、さっきルキアに言われたのだが…」
アルフの話にガフは益々顔を顰める。
「アルフ様と有ろう物が、そんな肝心な事を言ってないのですか? 失望しましたよ」
「失望は言い過ぎだろ? ルキアが可愛いから、可愛い、愛しい、好きだ、と言っていたから、同じだと思っていたのだ。それに言っているつもりだったしな…」
アルフの苦しい言い訳にガフは笑いながら苦言をさす。
「こんな恋愛に疎い私でもちゃんとカオ様に言いましたよ? 恋人になって欲しいと…」
「ガフ、お前は人の相談に乗ってるのに自慢をするな! 」
アルフは不貞腐れる。
「ハイハイ、すいません。ではちゃんとルキア殿に愛の言葉を言って下さい」
「それは、分かってるが、そんなベッドの上やおはようの挨拶みたいに軽く言うんではなくロマンチックにしたいから悩んでるんだ」
「はあ、分かりました。それでは、カオ様からさりげなくルキア殿に聞いてもらいましょうか? 」
「それがいい! お前も良い恋人を持ったな! 」
アルフの言葉にため息をつきながら他に気になる事を話した。
「それより、アルフ様。社交界でオーム様がアリーン様をお庇いになったお話ですが…」
「ああ、何か分かったか? 」
「はい、最近オーム様はお薬の量を減らしてるそうです。その代わりアリーン様から何か頂いてる様です」
「何かとはなんだ? 」
「それがまだ分かってなくて。もう少しお待ち下さい」
「何か分かったら知らせてくれ」
「かしこまりました」
ガフが頭を下げ部屋を出ていく。
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アルフの部屋を出たルキアは音を立てないように自分の部屋に急ぐ。
(ハァ…今日も流されてしまった。本当は先に告白して欲しかったのに…結局自分で言う羽目に…俺の世界ではちゃんと告白しないと恋人同士じゃないんだぞ! )
ブツブツ、アルフに文句を言いながら帰っていると、目の端に何か動く物が見えた。
その方向へ顔を向けると暗闇を歩く人影が見える。
暗くて良く見えないがその人物は宮殿の裏の方へ歩いていく。
「あれ? あの人って…オーム様か? 」
もう一度目を凝らしてみる。
社交界で1度しか見てないがその人物は第一王子オームに良く似ていた。
「こんな遅い時間にどこへ行くんだろう? 確か病弱って言ってたよな? もし倒れでもしたら大変だぞ! 」
ルキアは心配になりオームの後をついて行く事にした。
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