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城 side 敬吾 2
「ふぁぁん……」
甘く喘ぐ声と、快楽に潤んだ眸。
堪らなく敬吾を興奮させる。
「あぁ……けい……ご……そこ……きも……ちぃ……」
「……っくっ、おまえはどんだけ人を煽るんだ……」
「…だって……気持ち……いぃ……あぁん!!」
背を仰け反らせ、内壁を締付けて搾り取るように誘い込む。強く腰を打ち付けていないと、主導権を明け渡してしまいそうになる。
「……やっ……も……イク……イクッ……」
「……何回でもイケよ。欲しいだけくれてやる……」
その言葉に長い喘ぎと同時に、勢いよく白濁が飛び散る。顔にもかかってしまったので、それを舐め取り嚥下すると、うっとりとした表情でそれを見つめている。
――ダメだ、本当にコイツは色気が強すぎる……
「……やっ、まだ……イッ……てるの……に……」
色気に負けて激しく腰を打ち付ける。
「あっ、あっ、あっ、あぁん、あぁぁ……またぁ……イッちゃうぅぅぅ……」
「だから、何度でもイケ、ってんだろ?俺もそろそろ1回出したい。おまえは気持ち良すぎんだよ……」
二人揃ってセックス依存性なのかもしれない。
上がった息を整えることもせず、夢中で腰を打ち付ける。己のペニスから伝わる快感に溺れていることも自覚している。今はそれがたまらなく心地いい。
「……っくっ……」
「あぁぁぁーーーー!!」
最奥に白濁をほとばせる。
「……熱い……お腹の中……」
潤んだ眸で、胎児を撫でるように優しい表情で腹を摩る。そんな仕草にすらムラムラして、硬度が落ちていないままのペニスで腰を揺すり出すと
「ふぁ?……インターバルなし?……」
「あるわけねぇだろ。おまえ好きじゃねぇか。抜かずに三発。2ターン目の始まりだ。」
「そっ……!!そんなこと言った覚えはないぃ……んぁ」
パターンとしては、この2回目で完全に理性を飛ばしてしまう。これまで、しつこいほどのセックスをしてきたが、大概の相手は最初の1回で理性を飛ばすか意識を飛ばしてきたが、輪姦されてた過去からか、1回だけでは堕ちて来てはくれない。
だからこそ、張り合いはあるし、他の誰かが翔を満足させられるとも思っていない。理性が飛んでしまえば、もっと激しく求めてくることが可愛くて仕方ないのだ。
「……敬吾……キス……して……」
快楽で潤んだ眸で訴えられて、下半身にキタ。
「……やっ、お……きく……なった……あぁん」
「好きだろ?これで擦られるのが。それともやめるか?」
「……やっ、やめちゃ……イ……や、だ……敬吾……好き……好きだから、やめないで……」
こっちの理性もそろそろ限界になりそうだ。
いや、飛んでいたのだろう。気づいたら噛み付くようなキスをしながら、激しく腰を叩きつけていた。
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