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第187話

 寝室のベッドに降ろされた朝霧は、自ら熱心に夏川の唇を求めた。  夏川はキスに応じながら、あっという間に朝霧を産まれたときの姿にする。 「帝、今日はすごく元気だね」  そう言われた朝霧が夏川の視線の先を追うと、自分の勃ちあがっている屹立が見えた。 「こっ、これは」  キスだけでこんな風に形を変えた自分自身が恥ずかしくて、朝霧は頬を真っ赤に染めた。 「照れないで。俺も帝に触っているだけでこんなだし」  夏川が朝霧に腰を押しつける。  そこは盛りあがり、硬くなっていた。  朝霧がごくりと唾を飲む。  夏川が朝霧の屹立をゆるく扱きながら、その耳朶を舐めしゃぶる。 「帝は俺がいないとき、1人でシタ? 」  なんてこと聞くんだと思いつつ、朝霧は首を振った。  仕事が忙しくて、とてもそんな気になれなかった。家に帰っても、シャワーを浴びたら、夕飯すら食べずにベッドに潜りこむ日々だった。 「そうなんだ。俺も実家に泊まっていたし、帝と最後にしてからだしてないよ。……だから今日は色々我慢できそうにない」 「ん。俺も。今日、すごく興奮してる」  朝霧のその言葉を証明するように夏川の掌の中で、屹立が透明な雫を零し始める。  夏川がほの暗い笑みを浮かべる。 「そっか。じゃあ、早く繋がれるように準備しないとね」  夏川は膝立ちになると朝霧の足を大きく開かせ、中心に顔を伏せた。  夏川が屹立の先端に音をたててキスをする。 「やっ、いきなりそんなっ」  朝霧の狭間の奥に隠された蕾に、夏川が息を吹きかける。  びくりと朝霧の体が震えるのも気にせず、夏川は蕾に口づけ、そこに吸いついた。 「やっ…だぁ。今日まだシャワーも、んっ、浴びてないのに、あ…んっ」 「薄ピンクのココがぴったり口を閉じちゃってるね。ちゃんと俺が入れるようにしないと」  夏川は呟くと蕾に舌を突き入れ、溢れるほどの唾液を中に注いだ。  夏川は鼻が朝霧の双珠に食い込むほど、股間に顔を押しつけてくる。

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